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ブラウン基調がブルー基調に 鳥取県議会が本格改修でイメージ一新へ

2023年11月24日 19:12
ブラウン基調がブルー基調に 鳥取県議会が本格改修でイメージ一新へ

鳥取県議会は2024年度に、議会棟の完成以来、初めて本格的な改修を行います。本会議場を濃い青色を基調とした明るいイメージに一新するほか、バリアフリー化やデジタル化などに対応します。県民がアクセスしやすく、多様な人材の活躍できる議会を目指す狙いです。整備費は合計で約4億円の見込みで、資材価格の高騰で当初より増加しました。

現在の県議会棟は1962年7月に完成しましたが、約60年にわたり議場設備の改修はほとんど行われていません。机や椅子など各種設備が老朽化したため、県議会と事務局では2年ほど前から改修に向けた検討を進めていました。

このほど、具体的な内装のイメージや設置する設備の詳細が決まったことから、11月22日に開かれた県議会の代表者会議で改修計画が協議され、11月の県議会定例会で補正予算を要求することを決めました。

改修では、本会議場のカーペットや椅子を濃い青色に統一し、明るく、落ち着いたイメージに変えるほか、本会議場の段差の解消や傍聴席の改修などでバリアフリー化に対応します。議場中央には、質問席も設ける予定です。

そのほかにも議員各席に通信用のケーブルや電源を設置したり、資料の表示などを行う大型スクリーンを導入したり、放送設備の充実を図ったり、遅れていたデジタル化も一気に進める考えです。

議会玄関の壁紙や床の張替、別館でのオンライン会議システムの導入など、関連施設の改修も合わせて行う計画です。

本会議場の改修は、2024年の春頃から準備工事にとりかかる予定です。6月定例会の会期中は一時中断しますが、閉会後に本格的な整備工事を始め、9月定例会はリニューアルした議場で行う方針です。県議会事務局では、改修工事の完了後に、県民に公開・見学する機会を設けたいということです。

最終更新日:2023年11月24日 19:12