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【詳報】最終的に「児童」や「保護者」のアンケート結果が決め手 二転三転の校名問題 「成徳」から「打吹」に 新校名案が倉吉市議会で可決 鳥取県倉吉市

2023年12月20日 18:02
【詳報】最終的に「児童」や「保護者」のアンケート結果が決め手 二転三転の校名問題 「成徳」から「打吹」に 新校名案が倉吉市議会で可決 鳥取県倉吉市

統合後の校名が二転三転していた鳥取県倉吉市の小学校校名問題。12月20日、倉吉市議会に「成徳」から「打吹」に変更する条例案が提出され可決。2024年4月から新しい校名が決定しました。

2023年4月に倉吉市の「旧成徳小学校」と「旧灘手小学校」が統合して誕生した新しい小学校。新校名の決定が遅れ、一時的に「成徳小学校」のまま開校していました。こうした中、検討を進めてきた学校教育審議会は、新しい校名は、地元のシンボル打吹山にちなんだ「打吹小学校」がふさわしいとする案を教育委員会に回答していました。

これを受けて12月20日に開かれた倉吉市議会で新しい校名を「打吹」に変更する条例案が提出。そしてー。

議長
「賛成の諸君の起立を求めます」

採決の結果、全会一致で校名を「打吹」に変更する条例案が可決されました。

倉吉市 広田一恭 市長
「ちょっとほっとしたなと。ようやく決めることが出来て非常に安堵しているところでございます」

統合後の校名が二転三転し混乱したこの問題。1年3か月かけてようやく新しい校名が決まりましたが、地元市民はー。

女性
「みんないろいろな思いがあったんでしょうけど。これから発展していくような子どもたちが育つ中身に変わらないけませんけど」

男性
「(「打吹」の校名は)いいじゃないですか。立派な学校になって欲しい」

最終的に「児童」や「保護者」のアンケート結果が決め手となったこの問題。情報公開の不備などもあり紆余曲折を繰り返しました。

倉吉市 広田一恭 市長
「地域の皆さんの意見をしっかり聴いて、それに応じた対応をしっかりとっていくことが重要ということを認識したところです」

倉吉市教育委員会 小椋博幸 教育長
「(新校名が決まり)うれしく思っています。今度4月からは新しい校名でさらに子どもたちが輝ける学校になるといいと思っています」

2024年春から「成徳」から新校名となる「打吹小学校」。近い将来「明倫小学校」との統合も決まっていますが、倉吉市と倉吉市教育委員会は、同じ「打吹」という校名での統合を進めていくとしています。