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4年前に独自開発 災害避難に適した「段ボールベッド」をNPO法人が寄贈 鳥取県

2024年2月22日 17:55
4年前に独自開発 災害避難に適した「段ボールベッド」をNPO法人が寄贈 鳥取県
能登半島地震を教訓に鳥取県米子市のNPО法人「地域活動支援センターおおぞら」が災害弱者の避難体制整備として、段ボールベッドを独自に開発し、鳥取県境港市の福祉団体に寄贈しました。

NPО法人「地域活動支援センターおおぞら」 植村ゆかり 理事長
「世界中で、体育館に毛布やふとんを敷いてみんなが雑魚寝しているところはどこにもないです。では、”段ボールベッド”をつくってみようと考えました」

簡単に組み立てられるため、約15分で完成できる段ボールベッドは、2人が入れるスペースがあり、カーテンなどで仕切られるためプライベートが守られます。また、ほこりを吸うことがないよう床から50センチ程高く設定するなど、ストレスが軽減される工夫が施されています。高齢者や障害者など災害弱者の避難に適していて、能登半島地震の被災地でも活用されています。

2月22日、鳥取県境港市では、この段ボールベッドの寄贈式が行われ、境港市社会福祉協議会へ目録が手渡されました。この段ボールベッドは、4年前に「おおぞら」が段ボール製造業者に依頼して誕生。スペースにも余裕があり、誰でも広々と使うことができます。

利用者
「すごくいいと思います。座った感じでいきますと下も柔らかいですし、中も温かいということで非常に快適なものじゃないかと思います」

NPО法人「地域活動支援センターおおぞら」 植村ゆかり 理事長
「自分の子どもも重度の障害がある子なので、(被災地では)どこに避難しているのだろう。障害のある人たちはどこにいるだろうと、ものすごく心配になりました。障害のある人も(避難所で)いられるような場所があればいいなと」

境港市社会福祉協議会 佐篠邦雄 会長
「いつどこで能登のような地震とか災害が起こるかわかりませんので、災害後の対応をきちんと考えていかないといけないと思っています」

「おおぞら」は今後、要望があれば能登半島地震の被災地へこの段ボールベッドを送るとしています。なお、境港市社会福祉協議会では、当面の間、この段ボールベッドを展示することにしていて、気軽に見学や体験をしてほしいと呼びかけています。
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