体操男子団体 8年ぶりの王座奪還 最終種目3.267点差から大逆転の金メダル
8年ぶりに王座を奪還した体操男子日本代表(写真:ロイター/アフロ)
◇パリオリンピック2024 体操男子団体決勝(大会4日目=日本時間30日、ベルシー・アリーナ)
体操男子団体がリオ五輪以来8年ぶりの金メダルを獲得しました。
予選を2位で通過し、ゆかからの競技となった日本。決勝は5人エントリー、3人演技、3人の得点が採用される、失敗が許されない『5-3-3』制での戦いとなります。
第1種目ゆか、2番手の橋本大輝選手は、予選で着地が荒れるなど、13点台にとどまっていましたが、この日の演技では冒頭の『リ・ジョンソン』をまとめるなど安定感のある演技を披露し、予選から0.9高い14.633をマーク。
日本選手は3人全員が最後の着地を止め、14点台をマーク。ライバル中国に0.734の差をつけて2位につけました。
第2種目あん馬は、予選のチーム得点が全体1位だった種目。あん馬を最も得意とする2番手の杉野正尭選手はF難度の『ドリックス』、『Fコンバイン』など高難度の技を次々と決め、14.866をマークしました。
しかし3番手の橋本大輝選手は、持ち手の部分で旋回を続けるEフロップの握り替えでミスがあり落下。13.100と得点を伸ばせず、2種目合計85.598の日本は、中国に0.5ビハインドの3位となりました。
第3種目のつり輪は日本があまり得意としていない種目ですが、3番手の谷川航選手が『後転中水平』、『後方け上がり中水平』など安定感のある力技を見せ、最後の抱え込みルドルフ下りもピタリ。予選を超える14.500をマークしました。
しかしこの種目の東京五輪金メダリストを擁する中国に3.133と点差を離され、前半種目を終えて日本は5位となりました。
第4種目の跳馬では橋本選手がロペスに挑み、着地を小さく1歩にまとめる好実施。演技後には胸に手を当て、ほっとした様子も見られ、14.900の高得点をマークしました。
練習で左足を痛めた谷川航選手は最高難度『リ・セグァン2』に挑みましたが、抱え込みと判断されDスコア5.6の『ドラグレスク』の判定。着地でも手が地面についたように見られ、13.833と得点を伸ばしきることができませんでした。それでも中国にも着地で手をつくミスが見られ、差を1.799に縮め、4位としました。
第5種目の平行棒では萱選手、岡選手、谷川選手がそれぞれ14点台後半の得点をマークし、アメリカとウクライナをかわして2位に浮上。
中国は“平行棒の神”と呼ばれる鄒敬園選手がこの日唯一の16点台をたたき出しました。
首位中国と3.267差で迎えた最終種目・鉄棒。1番手の杉野選手はF難度の『ペガン』や『コバチ~コールマン』などの離れ技を決め、14.566をマークしました。2番手は予選からここまで大きなミスが出ていない岡選手。冒頭のひねり技を落ち着いて決めると、『コールマン』『伸身トカチェフ』などの離れ技も危なげなく決め、14.433をマークしました。
すると、中国は2番手の蘇イ徳選手が伸身トカチェフでまさかの落下。さらに再開後のコールマンでも落下し、11.600と大ブレーキ。
日本の最終演技者・橋本大輝選手は『アドラーひねり~リューキン』を決めると、予選から難度は落としましたが最後の着地も1歩に収め14.566をマーク。
中国は15.265を出せば金メダルの状況。最終演技者の張博恒選手は完璧な演技を披露しましたが、得点は14.733と及ばず。
日本は6種目合計259.594。最終種目での大逆転劇を演じ、8年ぶりの団体金メダルを手にしました。
体操男子団体がリオ五輪以来8年ぶりの金メダルを獲得しました。
予選を2位で通過し、ゆかからの競技となった日本。決勝は5人エントリー、3人演技、3人の得点が採用される、失敗が許されない『5-3-3』制での戦いとなります。
第1種目ゆか、2番手の橋本大輝選手は、予選で着地が荒れるなど、13点台にとどまっていましたが、この日の演技では冒頭の『リ・ジョンソン』をまとめるなど安定感のある演技を披露し、予選から0.9高い14.633をマーク。
日本選手は3人全員が最後の着地を止め、14点台をマーク。ライバル中国に0.734の差をつけて2位につけました。
第2種目あん馬は、予選のチーム得点が全体1位だった種目。あん馬を最も得意とする2番手の杉野正尭選手はF難度の『ドリックス』、『Fコンバイン』など高難度の技を次々と決め、14.866をマークしました。
しかし3番手の橋本大輝選手は、持ち手の部分で旋回を続けるEフロップの握り替えでミスがあり落下。13.100と得点を伸ばせず、2種目合計85.598の日本は、中国に0.5ビハインドの3位となりました。
第3種目のつり輪は日本があまり得意としていない種目ですが、3番手の谷川航選手が『後転中水平』、『後方け上がり中水平』など安定感のある力技を見せ、最後の抱え込みルドルフ下りもピタリ。予選を超える14.500をマークしました。
しかしこの種目の東京五輪金メダリストを擁する中国に3.133と点差を離され、前半種目を終えて日本は5位となりました。
第4種目の跳馬では橋本選手がロペスに挑み、着地を小さく1歩にまとめる好実施。演技後には胸に手を当て、ほっとした様子も見られ、14.900の高得点をマークしました。
練習で左足を痛めた谷川航選手は最高難度『リ・セグァン2』に挑みましたが、抱え込みと判断されDスコア5.6の『ドラグレスク』の判定。着地でも手が地面についたように見られ、13.833と得点を伸ばしきることができませんでした。それでも中国にも着地で手をつくミスが見られ、差を1.799に縮め、4位としました。
第5種目の平行棒では萱選手、岡選手、谷川選手がそれぞれ14点台後半の得点をマークし、アメリカとウクライナをかわして2位に浮上。
中国は“平行棒の神”と呼ばれる鄒敬園選手がこの日唯一の16点台をたたき出しました。
首位中国と3.267差で迎えた最終種目・鉄棒。1番手の杉野選手はF難度の『ペガン』や『コバチ~コールマン』などの離れ技を決め、14.566をマークしました。2番手は予選からここまで大きなミスが出ていない岡選手。冒頭のひねり技を落ち着いて決めると、『コールマン』『伸身トカチェフ』などの離れ技も危なげなく決め、14.433をマークしました。
すると、中国は2番手の蘇イ徳選手が伸身トカチェフでまさかの落下。さらに再開後のコールマンでも落下し、11.600と大ブレーキ。
日本の最終演技者・橋本大輝選手は『アドラーひねり~リューキン』を決めると、予選から難度は落としましたが最後の着地も1歩に収め14.566をマーク。
中国は15.265を出せば金メダルの状況。最終演技者の張博恒選手は完璧な演技を披露しましたが、得点は14.733と及ばず。
日本は6種目合計259.594。最終種目での大逆転劇を演じ、8年ぶりの団体金メダルを手にしました。