鳥取県警は7月24日、鳥取県八頭郡の男性が7月13日から18日にかけて、約1000万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表しました。

被害にあったのは、鳥取県八頭郡に住む40代の男性です。警察によりますと、7月13日、男性が自宅のパソコンで古い写真集を注文し、代金約7000円を電子マネーで支払ったところ通販サイトの運営会社から商品発送のメールが届きました。その後、欠品しているため返金手続きをするといったメールが男性に届き、メッセージアプリを通じ、返金手続きを行っていました。

手続きの中で送金を求められたため、男性は複数回に分けて送金。7月17日から18日にかけては、7回に分けて現金約970万円を相手の指定された預貯金口座に振り込みました。さらに振り込もうとしたところ、金融機関の職員から詐欺ではないかと指摘され、被害に気づいたということです。

警察は、通販での古本の購入が詐欺被害のきっかけになった事例は新しい手口の恐れがあるとして警戒を強めています。また、通販サイトそのものが詐欺目的だった可能性があるとして「コード決済で返金します」と言われたら、詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。