アニメなどで活躍中の声優が、子どもたちに紙芝居を読み聞かせる取り組みが島根県出雲市の小学校で行われました。

子どもたちの拍手で迎えられた女性は、人気アニメ「ドラえもん」などで声優を務める大原めぐみさん。11月16日、島根県の出雲市立北陽小学校の3年生を前に、「小さな親切」をテーマにした紙芝居を朗読しました。これは、豊かな心を育む教育の一環として「小さな親切」山陰本部が2005年から実施しています。

大原さんは登場人物に合わせて読み方を変えるなど、プロのテクニックで子どもたちを物語の世界に引き込んでいました。

大原めぐみさん
「川さん！川さん！出ておいで」
「蛇口を回したようにあひるの口から川の水が勢いよく流れ出ました」
「あー 溺れるー！！」

児童
「いろんな人物になりきって話していたところがすごかったです」

「普段あまり親切にしてあげられてないので、 これからはもっと親切にしたいと思いました」

「小さな親切」運動山陰本部　狩野瑞穂さん
「プロの声優さんをお迎えするという貴重な機会を得て、あいさつの輪・親切の輪が大きく広がることを祈っております」

この声優による紙芝居は11月末までに鳥取・島根の12の小学校で行われる予定です。