島根原発2号機 14年1か月ぶりの営業運転再開 福島第一原発と同じ沸騰水型として宮城県の女川原発に次いで全国2例目
去年12月、約13年ぶりに再稼働をした島根原発2号機。運転に必要なすべての検査が終了したとして、1月10日に営業運転を開始しました。
上田洋 検査官
「規定に基づき使用前確認書を交付します」
10日午後、原子力規制庁の上田検査官から島根原子力発電所の岩崎所長に使用前確認書が手渡されました。中国電力では稼働中の島根原発2号機の原子炉圧力や温度などの検査を10日朝から実施。問題なく安定的に稼働しているとして、原子力規制委員会に報告。原子力規制委員会が確認し、使用前確認書が交付されました。
使用前確認書はすべての使用前検査が終了したことを示す書類で、この交付を受け、10日午後3時10分に正式に営業運転へと移行しました。福島第一原発と同じ沸騰水型としては、宮城県の女川原発に次いで全国2例目で、14年1か月ぶりの営業運転再開となります。
島根原子力発電所 岩崎晃 所長
「プラントの状況が正常であると、総合的に確認いたしました。まずは、2号機が出発点に立ったということで、これから2号機を安全に安定して運転していく」
中国電力によりますと、2号機はこれから13か月間にわたり営業運転を続け、その後、定期検査の時期を迎えます。