鳥取県立高校の入学試験で理科の問題に出題ミス 両生類は「卵を水中に産む」を正解と出題ミス
鳥取県教育委員会は3月5日に行われた県立高校の入学試験で、理科の問題に出題ミスがあったと発表しました。設問に不備があったため受験者全員の回答を正解として扱うよう各高校に指示したということです。
鳥取県教育委員会高等学校課 井上祐一郎 課長
「このようなことがないように、より専門的な知見も踏まえながら作問してまいりたいという風に考えております。大変申し訳ございませんでした」
出題ミスがあったのは、3月5日に行われた鳥取県立高校の入学試験の理科の科目です。3月5日の試験終了後に入試のあった高校から県教育委員会に問題の不備を指摘する電話があったということです。
試験問題は、両生類の特徴を選ぶ内容で、中学校で使っている教科書の記述に沿って両生類は「卵を水中に生む」という選択肢を正解としていましたが、指摘を受け専門家に確認したところモリアオガエルなど「卵を地上に産む」両生類も多いことが分かったため、受験者を迷わせた可能性があるとして出題ミスに当たると判断しました。
鳥取県教育委員会では、理科の試験を受けた全ての受験者の回答を正解とするよう各高校に指示したということです。