過去10年で最も多いと予想される今年の花粉 山陰での飛び始めのピークと対策は?
過去10年で最も多いと予想されている今年の花粉。ドラッグストアでも早めに特設コーナーを設け、対策を呼びかけています。
高温や日の照る時間が多かった夏の影響と、花粉の飛散量が増える年が重なる今シーズン。ウェザーニューズによりますと、今年の山陰地方の花粉飛散量は、平年の2.6倍、平年より少なかった去年の5倍と予想されています。対策グッズを取材するとー。
石原綾 アナウンサー
「鳥取市内のドラッグストアです。花粉対策グッズが並ぶこちらの コーナー、今年は買い求める人が多く、設置時期を早めたということです」
花粉の飛散時期が例年より早く、中には1月から症状を感じていた人もいたといいます。
あみはま薬局薬剤師 網濵健司さん
「1月の後半から(対策グッズが)売れ始めました。前年やおととしに比べ115~120%くらいの売り上げを出しています」
花粉の対策グッズは飲み薬をはじめ、マスク、点鼻薬、スプレータイプのものなどさまざまです。薬剤師の網濵さんは、薬だけでなく、複数の対策を講じることが大切だと話します。
あみはま薬局薬剤師 網濵健司さん
「マスクをはじめ、顔に吹きかけるスプレー、鼻のあたりに塗るクリームなどを組み合わせることで、非常に効果的に花粉を防ぐことができると思います」
■花粉のピークは?
石原綾 アナウンサー
「ドラッグストアを取材すると、店に入ってすぐの目立つ場所に花粉対策のコーナーが設置されていました。町田さん、山陰地方の花粉の飛び始め、そしてピークはいつごろになりそうですか?」
町田気象予報士
「2月14日の金曜日から16日の日曜日にかけては、最高気温が12℃前後と3月並みの暖かさとなり、花粉の飛散が心配されます。ただ、週明けの17日の月曜日以降は寒気の影響で気温が下がり、平年を下回る見込みです。雨や雪が続くため、花粉の飛散はおさまるでしょう。来週は花粉対策の準備にあてると良さそうです」
石原綾 アナ
「薬剤師の網濵さんは、飲む薬だけではなく、マスクや目薬もなど様々な方法で対策することが大切だと話していました」
石原綾 アナ
「環境省によると、マスクやメガネをつけ花粉の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を控えることや、花粉を避けるために花粉がつきにくい服装や手洗い、うがい洗濯物の外干を控える、そして花粉を持ち込まないことが重要です。今のうちに早めの対策を心掛けてください」