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「なぜ新しい消防車が入る大切な時期に裁判に出るんだ。自分の職責を理解しているのか」 組織のトップによるパワハラがあったとして消防組合の消防長が会見も… 消防長「パワハラを行ったとは思っていません」 

2024年6月6日 17:39
「なぜ新しい消防車が入る大切な時期に裁判に出るんだ。自分の職責を理解しているのか」 組織のトップによるパワハラがあったとして消防組合の消防長が会見も… 消防長「パワハラを行ったとは思っていません」 

部下に対し威圧的な発言を繰り返していました。組織のトップによるパワーハラスメントがあったとして、6月6日江津邑智消防組合が会見を開き、謝罪しました。

6月6日島根県江津市で行われた会見には、パワーハラスメントを行ったとされる消防長や中村中江津市長などが出席し、パワハラについて謝罪と説明をしました。消防長は、2022年12月から2023年6月にかけて複数の部下に対し指導の必要範囲を超えた発言をしていたということです。

昨年末に職員の代表者が江津市と江津邑智消防組合公平委員会に措置要求書を提出したことで今回の件が発覚。公平委員会は審査の結果、要請のあった8件のうち3件をパワーハラスメントと認定しました。具体的には裁判員裁判に出席した部下に対し「なぜ新しい消防車が入る大切な時期に裁判に出るんだ。自分の職責を理解しているのか」と叱責したほか、消防技術大会からの帰りの公用車でうとうとしていた職員に対し、「もう大会に出場させない」と発言するなどしたということです。

パワハラを行ったとされる江津邑智消防組合消防本部の消防長
「パワハラを行ったとは思っていません。十分に気を付けて考えながら消防の目的達成のためにいろいろしたつもりではありましたが、こういうことを受けまして言葉の使い方であったり言い方であったり、タイミングであったりというのは不適切な面があったのかなと考えています」

消防組合の管理者を担う中村市長は、今後半年から1年のうちに全職員を対象に第三者などによる調査を行い、実態把握を行なったのちに消防長などへの処分を決定するとしています。

    • 日本海テレビNEWS NNN
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