”梅雨に知りたい” 快適に乗り切るための「衣食住」における対策とは?
蒸し暑くジメジメとした梅雨の時期。快適に乗り切るための対策を探りました。
◇ ◇
6月22日に梅雨入りした山陰地方。じめじめとした空気に包まれる中、街の人はー。
街の人
「気分も晴れないです。やっぱ洗濯物が乾かないですね、室内干しだと」
「(対策は)特に…。除湿くらいですかね。エアコンの除湿機能使ってます」
暮らしにつきまとう湿気の悩み。梅雨の時期の服選びでおすすめのポイントを、鳥取市の洋服店で聞いてみました。
洋服の青山 鳥取店 川上裕太郎 副店長
「ポイントは「はっ水機能」と」吸汗・速乾機能がおすすめ」
この時期は特に雨を弾くことや、すぐに拭けること、そして、乾きやすい商品が人気だといいます。
洋服の青山 鳥取店 川上裕太郎 副店長
「秒乾シリーズのジャケットとスラックスです。吸汗速乾性に優れており、ストレッチ性も兼ね備えているので、快適にサラッと動きやすい商品です」
また、暑さや湿気を避けようと、ポロシャツやTシャツの売れ行きは年々増加しているといいます。さらに売り場には、はっ水性や防水性を高めた靴なども並んでいました。
◇ ◇
続いては「食」についてです。
イオン鳥取北店ホームファッション担当 岡本千尋さん
「だいたい200種類ぐらいは取り扱いがあります」
ずらりと並んでいたのは、水筒。中でも、この時期の売れ筋はー。
イオン鳥取北店ホームファッション担当 岡本千尋さん
「こちらが缶クーラー、ペットボトルクーラーです。内部が真空二重構造という構造になっていて、冷気や熱気を逃がしにくい構造になっています」
ペットボトルや缶を入れるだけで、冷気を保つというこの商品。6月中旬から販売数が伸び、去年の同じ時期に比べて2倍の売り上げとなっているそうです。また、炭酸を逃がさない水筒も注目です。炭酸が気化する原因となる水筒の内面のおうとつをなめらかに加工。炭酸が抜ける速さを抑えているといいます。
イオン鳥取北店ホームファッション担当 岡本千尋さん
「暑い中で皆さんお仕事とか、お子さんは学校もあり水分補給が大事になるので、ボトルを新調されたりとか。デザインや色も今どきのものがあるので、それで売り上げは上がってきているのかと感じます」
◇ ◇
そして、「住」について最後は畳。湿度が高い時には湿気を吸い、乾燥する時期には湿気を放出するなど重宝されてきた畳ですが、湿気を吸ったままだとカビの心配が出てくるといいます。
株式会社マツワ 松岡智也 専務
「この時期は湿度も温度も高いカビが生えやすい時期なので、湿気や温度をコントロールすることが大切になってきます」
高温多湿な日本の暮らしを支えてきた畳。エアコンを使って気温を下げたり、乾いた雑巾や掃除機でほこりを取り除いたりすることが、畳を効果的に使うポイントだといいます。また、和紙を使った畳もー。
株式会社マツワ 松岡智也 専務
「和紙の良さっていうのは、畳のように水分をあまり吸わないのでカビがきにくい。ジュースとかこぼしても染み込まないので、さっと拭き取ればきれいな状態を保てる畳です」
目的にあわせた畳を選び、手入れを欠かさないことが大切だということです。今年の梅雨明けは7月中旬ごろの予想。対策をしながらこの時期を快適に過ごしていきたいものです。