「これは民主主義の危機だ」 東京都知事選挙の選挙ポスターを巡るトラブルに平井知事が苦言 鳥取県
東京都知事選挙の選挙ポスターを巡るトラブル。全国で起こりうる問題だとして、鳥取県の平井知事が対策を取るべきだと指摘しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「(この問題は)どこでも起こりますよ。これから鳥取県の(選挙)掲示板を使って商業活動をしようというのであればやめろと言います。当たり前ですよ」
鳥取県議会で6月24日答弁に立った平井知事。東京都知事選の選挙ポスターを巡る問題について「民主主義の根幹が壊れかけている」などと指摘しました。
東京都知事選では、過去最多の56人が立候補する一方で、選挙ポスターの掲示スペースを販売する候補者が現れるなど、その在り方が議論を呼んでいます。23日の夜には、一部のポスターが破られる事態にー。
こうした掲示板の使われ方を公職選挙法に反していると指摘する平井知事。
鳥取県 平井伸治 知事
「多くの方々が選挙の正当性に疑問を感じるようになっています。これは民主主義の危機だと言わなければならない。行動を起こすべきではないかと思います」
平井知事は都知事選終了後には、公職選挙法の改正なども視野に選挙制度の正しい在り方を考えるべきだと強調しました。