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2023年度全国で過去最多の出没件数となった「クマ」 今後活動が活発になる「ツキノワグマ」の対処法を学ぶ研修会 鳥取県鳥取市

2024年5月24日 18:06
2023年度全国で過去最多の出没件数となった「クマ」 今後活動が活発になる「ツキノワグマ」の対処法を学ぶ研修会 鳥取県鳥取市

これからの時期、活動が活発になるのが「ツキノワグマ」です。人里に現れたツキノワグマの対処法を学ぶ研修会が、鳥取市で開かれました。

講師
「農作業してて出くわして、事故に遭ったっていうケースがありました。捕獲だけでは被害は防ぎきれません」

5月24日、鳥取市河原町の林業試験場で開かれたのは、ツキノワグマを安全に追い払う方法を学ぶ研修会。地域住民の安全を守ったり、農作物の被害を減らしたりしようと鳥取県が4年前から開催しています。

2023年度、全国で過去最多となったクマの出没件数。秋田県では5月、野生動物に襲われたとみられる男性の遺体が発見され、遺体を搬送していた警察がクマに襲われけがをしました。

鳥取県内では、2023年1年間で164件のクマの出没が報告。島根県では今年3月、江津市の山で森林組合の男性作業員がツキノワグマに複数回殴られ、重傷となった被害も発生しています。

そんな中、24日の研修会では市町村の鳥獣対策担当者など約30人が集まり、追い払い花火の使い方を学びました。

参加者
「(追い払い用花火が)思ったより衝撃があったので、しっかり持っておかないと危ないと思いました。迅速に対応できるように準備をしておきたいなと思いました」

鳥取県 生活環境部自然共生課 織奥学 課長補佐
「追い払いをしっかりして、クマはクマの生活ゾーンで生活してもらう朝方や夕方、クマがいるようなところにいかれる際は一人では行動されずにしっかり注意して行動していただきたい」

鳥取県ではクマを目撃しても近づかず県や警察に通報するよう注意を呼び掛けています。

    • 日本海テレビNEWS NNN
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