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3月3日は「桃の節句」 20人の作家が製作した約100点のひな人形を展示 伝統的な品格のあるデザインから可愛らしいものまで 島根県出雲市

2024年2月27日 19:22
3月3日は「桃の節句」 20人の作家が製作した約100点のひな人形を展示 伝統的な品格のあるデザインから可愛らしいものまで 島根県出雲市

3月3日は桃の節句です。これを前に、島根県出雲市のギャラリーでは多彩なひな人形が並ぶ販売展示会が行われています。

色彩豊かな衣装に、高貴で“りん”とした表情。3月3日の桃の節句に飾られる雛人形。

ギャラリー高瀬川 金本道子さん
「お子さんの健やかな成長、美しく穏やかに育ってほしいねという思いが、いっぱいお人形に託されていると思います」

出雲市の「ギャラリー高瀬川」では、ひな人形の販売展示会が開催されています。伝統的な品格のあるデザインから可愛らしいものまで、20人の作家が制作した約100点が並びます。平安時代に誕生したとされる「立ち雛」タイプの作品は、高さ約15センチほど。近年の住宅事情から、部屋に置きやすい小さなものが特に人気が高いそうです。

一方、ひげを生やした一体だけの人形は男の子の成長を願って飾られる「天神様」。出雲地方が出生の地とされている菅原道真がモデルとなっていて、出雲地方では初節句のお祝いに「天神様」を飾る家が多いということです。2月27日に会場を訪れていた台湾出身の女性は、こどもの初節句を前に、ひな人形を選んでいました。

台湾出身の女性
「台湾は女の子のためにひな人形を飾る文化がないので、新鮮で面白い素敵な文化だと思います。そのまま歴史が続いている点も素敵な文化だと思います」

この販売展示会は、3月3日の桃の節句まで開かれています。