山陰各地で今年1番高い気温を記録 約2000本もの菜の花が開花のピーク 春を思わせる花が咲き誇る 島根県出雲市
3月も目前、2月28日の山陰地方は午前中曇り空でしたが、次第に晴れて明るい日差しが降り注ぎました。
高井和代 記者
「午後3時の松江市です。昼から太陽が顔を出し、春のような日差しに。宍道湖もキラキラと輝いています」
松江市の宍道湖沿いでは、風は冷たいながらもジョギングや散歩をする人の姿がありました。28日の山陰地方の最高気温は、平野部の多くで10℃を超え2月下旬から3月下旬並みの陽気になりました。
松江市鹿島の15.4℃をはじめ、大田で14.8℃、米子で14.9℃、鳥取県日南町で10.3℃と、多くの地点で今年1番高い気温を記録しました。こうした中、春を思わせる花もー。
街の人
「天気よくなってきましたね。(この前までは)雪だったのでなかなか外に出れず」
出雲市のしまね花の郷では、約2000本もの菜の花が開花のピークを迎えました。菜の花は、本来、3月~4月に咲きますが、こちらは冬に咲く、早咲きの「寒咲花菜」という品種。毎年1月中旬ごろに咲きますが、今シーズンは、去年秋の高温によって発芽が遅れ、2週間ほど遅い2月初旬の咲き始めとなりました。
観光客
「菜の花、前回来た時も割ときれいだったんですけど、香りもすごくてすこしあったかくなった感じで春を感じます」
気象台によりますと、3月1日はさらに気温が上がり、山陰地方は15℃を超えるところもある見込みです。