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相次ぐリチウムイオン電池の火災に備えて ごみ処理施設で消防訓練 鳥取県鳥取市

2024年2月29日 17:41
相次ぐリチウムイオン電池の火災に備えて ごみ処理施設で消防訓練 鳥取県鳥取市

3月1日から始まる春の火災予防運動。開始に先立ち2月29日に鳥取市のごみ処理施設で消防訓練が行われました。春の火災予防運動に向けて行われた2月29日の訓練。鳥取県東部クリーンセンターと湖山消防署の署員など45人が参加しました。

今回の訓練で想定されたのはリチウムイオン電池からの出火。近年、家庭ごみとして捨てられた「モバイルバッテリー」などに使われているリチウムイオン電池が原因で、ごみ処理施設で火災が起きるケースが相次いでいます。この処理施設では、昨年度リチウムイオン電池が原因の発火が56件発生したといいます。

今回の訓練では火の手が回り、屋上に避難した職員を消防隊がはしご車を使って救出しました。

湖山消防署 森下真樹副署長
「全国的にリチウムイオンバッテリーの火災が増えてきてますので、リサイクルセンターとの初動対応の確認のために訓練をさせていただきました。空気が乾燥して火災が発生しやすい季節になってくるので、火の取り扱いには十分注意していただきたいと思います」

鳥取県東部クリーンセンターでは、火災の原因となるモバイルバッテリーなどの分別に注意を呼び掛けています。