セクハラや差別的な発言などを受けたとして、女子サッカー・ディオッサ出雲FCの外国人選手が監督らを日本女子サッカーリーグに告発した問題。告発を受けた監督がその胸中を明かしました。

11月23日、鳥取市でサッカー皇后杯2回戦に臨んだなでしこリーグ2部ディオッサ出雲FC。リーグ1部で優勝した相手チームに果敢に挑んだものの0-6で敗れ、今シーズンを終えました。

ディオッサは11月6日、セクハラや差別的な発言を受けたとしてブラジル人選手2人が監督らを告発し、現在、運営する法人などが事実関係を調査しています。この問題を受け、活動を自粛していた監督でしたが、今後の対応に見通しが立ちつつあるとして11月14日から復帰しました。

騒動の渦中にある中、チームに対する思いをたずねるとー。

ディオッサ出雲FC　堺 陽二 監督
「選手の心が穏やかに平安に暮らせるディオッサに関わる全員が、そういう心の状態を保てるような日々が一日でも早く戻ってくれたらいいなと思う」

また、サポーターなどへ伝えたいことについてはー。

ディオッサ出雲FC　堺 陽二 監督
「暴力だったり、言葉の暴力だったり、差別だったり国もそうですし、年齢もそうですし、すべてに差別のない、それはスポーツの一番の魅力だというふうに思っていますので、私は今もそして過去もこれからもしっかりと指導者として誠実に向き合っていきたいと思っています」

チームを運営する法人によりますと、今週中にも事実関係についての調査報告がまとまる見通しだということです。