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【不法投棄問題】石油ストーブや冷蔵庫などの大型家電ゴミなど約20キロのゴミを回収 環境月間に合わせて不法投棄を監視する合同パトロール実施 鳥取県江府町

2024年6月27日 17:55
【不法投棄問題】石油ストーブや冷蔵庫などの大型家電ゴミなど約20キロのゴミを回収 環境月間に合わせて不法投棄を監視する合同パトロール実施 鳥取県江府町

大山周辺の豊かな自然が、大型ゴミで汚されています。6月の「環境月間」に合わせて鳥取県江府町では27日、不法投棄を監視する合同パトロールが行われました。

~パトロール中の参加者~
「タイヤが捨ててある」
「あそこ洗濯機ですね」

これらは、大山のふもとにある鳥取県江府町の山林などに不法投棄された家電などの大型ごみです。いまだに後を絶たない不法投棄。鳥取県江府町で行われた不法投棄を監視する合同パトロールは、鳥取県が企画し、地元の江府町や警察、産業資源循環協会の担当者など10人が参加しました。パトロールエリアは、これまで不法投棄が確認されていた江府町内・奥大山周辺の4地区です。参加者らは、車で移動しながら丹念に監視パトロールを行っていました。

不法投棄が多く見つかった場所は、人通りが少ない道路沿いの山林で、人の目がつきにくい5メートル程の崖下の地点でした。中には、石油ストーブや冷蔵庫などの大型家電ゴミが10個程見つかった場所も…。また、参加者はパトロールしながら空き缶や空きビンなどの小型ゴミの回収作業にあたっていましたが、その量は約20キロにもなりました。

ゴミの不法投棄は犯罪です。国の廃棄物処理法によって5年以下の懲役、もしくは、1000万円以下の罰金などの厳罰が処されます。鳥取県は、土地の所有者を確認し不法投棄した人物も探し出すなどして大型家電ゴミを撤去していくとしています。

鳥取県環境・循環推進課 井元裕一さん
「上から見た感じではそんなに(ゴミは)ないかなと思ったけど、実際に降りて見て拾っていくと結構な量になりました。車で廃棄物を運んできてポイッと捨てるケースが多いと思います。課題として挙がっている看板設置とかも対策として考えていきたい」

江府町では、去年から奥大山自然塾も開校して自然環境の教育活動に力を入れているだけに、不法投棄に対しては特別な思いがあります。

江府町住民生活課 上原美恵さん
「江府町の自然をアピールしている所でもやっぱりゴミ、不法投棄はマイナスのイメージというか、良くないイメージになるので(不法投棄は)やめていただきたいと訴えていきたい」

この不法投棄防止合同パトロールは、6月の「環境月間」中に県内で合わせて4箇所行い、不法投棄の撲滅を広くアピールしていくとしています。