鳥取市の飲食店でノロウイルスによる食中毒 17人に症状 5日間の営業停止

鳥取市の飲食店で食事をした17人が食中毒の症状を訴えていることが分かり、鳥取市保健所はこの飲食店を3月8日から5日間の営業停止にしました。
営業停止処分を受けたのは鳥取市弥生町の飲食店「旬魚 たつみ鳥取店」です。
鳥取市保健所によりますと、3月5日にこの店で食事をした17人が下痢や嘔吐など食中毒の症状を訴えているということです。
症状のある人の共通の食事はこの店が提供した食事のみであることから、この店を原因とする食中毒と断定しました。
食中毒の症状が出ているのは20代から70代の男女17人で、このうち1人が入院していましたがすでに退院し、全員が快方に向かっているということです。
17人のうち4人の便を検査したところ、4人全員からノロウイルスが検出されました。
また、従業員1人からもノロウイルスが検出されました。
【ノロウイルス食中毒予防のポイント】(鳥取市保健所より)
・ノロウイルスは感染力が強いだけでなく、感染して症状が出ない場合でも便にはウイルスが排出されると言われています。用便後や調理の前、食事の前にせっけん・流水で手を良く洗いましょう。
・下痢等の症状がある場合は調理行為を避けましょう。
・患者の嘔吐物や便は感染源になります。処理後に消毒をしましょう。