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「どなたでも快適に、そして安全に」 新型特急「やくも」にバリアフリー設備 体験試乗会で使い勝手や乗り心地を確認 島根県・鳥取県

2024年3月11日 18:04
「どなたでも快適に、そして安全に」 新型特急「やくも」にバリアフリー設備 体験試乗会で使い勝手や乗り心地を確認 島根県・鳥取県

4月6日から新型車両への入れ替えが始まる特急やくも。それを前に車両のバリアフリー設備を確認してもらおうと、体験試乗会が行われました。

参加者
「前の電車は入れなかったんです、この車いすは幅がちょっと広くて」

「杖とか車いすとかを置くところが、どうなっておるかなっていうのをちょっと見てみたいなと思っております」

3月10日に行われた体験試乗会には、山陰両県に住む視覚や聴覚、身体障害のある人など約70人が参加しました。山陰と岡山を結ぶ特急やくも。新型車両の3号車は、ほかの車両よりも出入口が30cmほど広くなっていて、車いすでも乗り降りしやすいなどバリアフリー設備が備わりました。

また、グループ向けのボックス席も用意。山陰出身の音楽グループOfficial髭男dismの楽曲が車内で流れるなど、新たな試みが行われ、多様な旅の楽しみ方に対応しています。そして、新たに導入されたバリアフリートイレでは、様々な障害のある人にも利用してもらおうと介助する人も同時に入れる広さとなっています。さらに車両をつなぐ段差を小さくしたり、座席を倒してベッドにできるフリースペースを設けたりしています。

参加者たちは新型やくもに乗り込むと設備や使い勝手をじっくりと確認していました。

JR西日本駅業務部 槙 拓男 課長
「どなたでも快適に、そして安全にご利用いただけるような鉄道車両というものを磨き上げていきたいと考えているところでございます」

参加した人たちは、松江駅から米子駅までの間を実際に試乗し、乗り心地も確かめていました。

参加者
「トイレもとても素晴らしいので、とても喜んでおります」

「車いすの人は車いすでも移動できるっていうのが、うれしいことじゃないかなと思います」

特急やくもは4月6日から順次、この新型車両に入れ替わることになっています。