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「布勢スプリント 2024」 日本のトップアスリートが集い五輪出場をかけた日本選手権へ弾み 鳥取県

2024年6月3日 17:52
「布勢スプリント 2024」 日本のトップアスリートが集い五輪出場をかけた日本選手権へ弾み 鳥取県

6月2日、鳥取市で行われた「布勢スプリント」。日本のトップアスリートが集いオリンピック出場をかけた日本選手権へ弾みをつけました。

2日、鳥取市で開催された布勢スプリント。多くの観客が選手の勇姿を心待ちにした日本選手権前最後の日本グランプリシリーズです。

布勢スプリントに訪れた子ども
「坂井選手(を見に来ました)。10秒0台を見てみたい」

布勢スプリントに訪れた人
「去年も見に来たので、すごく楽しみにして来ました」

「好記録、日本記録とかを見たいです」

不安定な天気の中で始まった女子100メートル予選2組。2023年の日本選手権で2連覇を果たした君嶋愛梨沙選手は予選をトップで通過(11秒61)。さらに、4月13日、14日で行われたの出雲陸上では君嶋選手を抑え、優勝を飾った三浦愛華選手も予選を通過(11秒65 )。

天気も回復し、迎えた決勝戦。激戦を制したのは君嶋選手。パリオリンピック参加標準記録の突破はかないませんでしたが、シーズンベストの 11秒45をマークしました。

女子100メートル 優勝 君嶋愛梨沙 選手
「予選も天気があまりよくなくてコンディション的に難しい部分はあったので、決勝は11秒45と目標には及ばなかったんですけど自己ベストに近い状態というか、追い風とか良いコンディション が吹けば11秒1台2台が見えてくるような状態になっていると今回走り終えて思いました」


続いて、男子100メートル決勝。

予選2組をトップで通過した世界リレー代表の山本匠真選手や、2023年の大会で優勝した鈴木涼太選手、さらに坂井隆一郎選手や桐生祥秀選手など日本の名立たるスプリンターがレーンに並びましまた。そんな中、男子100メートルを制したのは鈴木選手(10秒06)。追い風参考記録でしたが、2位の山本選手と共に10秒0台をマークしました。

男子100メートル 優勝 鈴木涼太 選手
「追い風なしでも走れるように(日本選手権までの)あと残りの数週間で追い込んでいきたいと思います」

また女子100メートルハードルは、日本記録を持つ福部真子選手がただ1人12秒台の12秒99で優勝。さらに男子110メートルハードルでは中国の徐卓一選手が大会新記録13秒22を記録しました。

また大会の後には、小学生たちによるリレーも行われました。今年もトップアスリートの走りは大勢の陸上ファンや選手にとって思い出に残る大会となりました。