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【特集】シェアオフィスから新発想を 企業同士の化学反応に期待

2024年7月17日 16:30
【特集】シェアオフィスから新発想を 企業同士の化学反応に期待

特集は全国でも増えているシェアオフィス、先月三沢市でも利用が開始されました。企業側のメリットや今後期待されることはいったい何なのでしょうか。

三沢空港から車で10分の好立地にあるシェアオフィス「BLUE」。シェアオフィスとは複数の企業や個人などが共同で使用するオフィスで、ここには1人用のカウンターのほか、個室のオフィスやミーティングルームなど大小13の部屋がありリモートワークができるカフェもあります。建物の外側だけでなく内側にも青森ヒバがふんだん使われていて、一部の机にはりんご箱が再利用されるなど、木のぬくもりが感じられリラックスして仕事ができます。
ここを運営しているのは三沢市のIT企業「材」です。なぜシェアオフィスを作ったのでしょうか。

★材 淨法寺朝生 社長
「若い人が戻ってくる職場がないとか本当にたくさんの課題を集めてきてそれを一気にひっくり返したくて作ったのがこの職場ですね」

シェアオフィスは事務所開設にかかる費用を抑えることができ、リモートワークの普及もあって全国各地に増えています。6月から利用が始まった「BLUE」には現在県内外の14の企業と個人が入居しています。

インターネットを利用した仮想空間「メタバース」でリモート会議をしているのは埼玉県の動画製作会社ハルファです。今月から青森事業所として利用を開始しました。社長の廣瀬敦さんは八戸工業大学出身です。

★ハルファ 廣瀬敦 社長
「弊社は事業を拡大してきて雇用の人が足りなくなっているというところで、雇用をこちらで生みたいなというふうに思いました 何かどっかで恩返しじゃないんですけどまた再び青森に何かやりたいなという思いがあったので」

まだ入居したばかりですがすでに県内企業のPR動画の製作が決まり、県内の拠点として活用していきます。

★ハルファ 廣瀬敦 社長
「我々クリエイティブな作品を生み出すというのに必要な環境というふうにいま思っています そういったところで皆さんに喜んでいただけるような作品作りをこの地で作りたいと思っています」

カフェスペースでリモートワークをしているはレベッカさんです。アメリカの医療リサーチ会社で役員をしています。夫が三沢基地内で働いているレベッカさん。時間を気にせず仕事ができる場所を探していた時にここを見つけました。

★ソマーコンサルティング レベッカ・マーフィーさん
「私はアメリカに拠点を置く会社で働いていて勤務時間外に働かなければなりません ここは好きな時間でも仕事をすることができるのでいつでもここに来て集中して働けますし、ここでは日本の他の企業とも出会うことができます ここで働くほかの会社ともっと関係やネットワークを築いていって、地域交流も積極的に行っていきます」

さまざまな人がこのスペースに集うことで新たな発想が生まれそうです。

★材 淨法寺朝生 社長
「マーケティング拠点としても使えるのかなと思っていて青森の素材で流通しているものをちゃんと商品化して付加価値をつけて所得を向上させるみたいな どうしてもひとつの会社でずっといるとちょっと固定概念ついたりするんですけど、いろんな違う会社が一緒にいることで固定概念が外れて普段と違う発想が生まれる」

淨法寺社長はこのシェアオフィスを若い世代の希望につなげたいと考えています。

★材 淨法寺朝生 社長
「あとは子どもたちがここの職場を見て、何だそこってなって、ここで働きたいなということで地元に残ってくれる、もしくはUターンしてきてくれるみたいなことが起こればすごくいいなと」

グローバルな街三沢市にできたシェアオフィス。働く場の提供と企業間の化学反応は、地域の魅力発信へつながっていきます。

これから起業する方など、シェアオフィスが気になる方は施設の見学もできるそうなのでいってみてはいかがですか。

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