コメの価格高騰が続く中、おとといから政府の備蓄米の入札が行われました。
市場への放出が価格の抑制につながるのか、県内の小売店の現状を取材しました。

青森市内のコメ売り場では…。

★青森放送　能代谷俊朗記者
「備蓄米の入札が始まりましたが、店頭を見てみるとコメの価格自体は特に変わっていないようです」

店頭での価格は県産米の「はれわたり」と「まっしぐら」がいずれも10キロで7,000円を上回っています。
買い物客は…。

★買い物客
「高いと思っています」
「（備蓄米の放出は）早くやってほしい」
「値段も下がってほしいけれど農家のたいへんさも聞くのでちょうど良い感じになれば良いなと」
「（節約のために）あれを混ぜている　麦ですか」
「昔は10キロでも3,000円くらいで買えたから」
「（備蓄米の放出の効果は？）ふたを開けないうちはわかりません」
「5,000円以内で買えるのであれば良いかな」

こちらのお店ではコメの価格が高騰した影響で販売数量が大幅に落ち込みました。

★ハッピー・ドラッグ青森観光通店　河村淳店長
「コメの販売数が極端に落ちています。その代わりパンとかパスタとかカップラーメンがすごく売れています」
「（コメは）今はもう5分の1ぐらいの販売数ですね」

おとといから入札が行われた政府の備蓄米。
今後落札した集荷業者に引き渡され、今月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見通しです。

こちらの店も備蓄米の放出でコメの価格が下がることを期待していますが、不透明な状況と言います。

★ハッピー・ドラッグ青森観光通店河村淳 店長
「値段が一向に下がらないまだ安くなる気配は見られません」
「（卸売り業者などから）まだ全然連絡が来ていなくて、お店としてはお客様に安く販売したい気持ちはありますが、まだそういう状況が見られませんね」

高止まりが続くコメの価格。
備蓄米の放出が価格の抑制につながるのか動向が注目されます。