来月4日に開幕する五所川原立佞武多です。通算25台目となる新作大型立佞武多が完成しました。

五所川原市の「立佞武多の館」で行われていた組み立て作業はきょう最終日を迎えました。新作の題材は地獄の大王「閻魔」です。クレーンを使って閻魔の頭や両手を慎重に組み立てていきます。そして最後に閻魔大王の冠をかぶせます。
通算25台目となる高さ23メートルの大型立佞武多ができあがりました。閻魔大王は恐ろしいイメージの一方、子どもの守り神「地蔵菩薩」と同一の神とされています。子どもたちに正しい道を示したいという願いから今回の題材に選ばれました。閻魔大王が「浄玻璃の鏡」を使って死者の生前の姿を映し出し裁きをくだす場面が大迫力で表現されています。

★立佞武多制作者　忠汰さん
「よくできていると思っています　実際に祭りに出たときみなさんの目にはどう映るかこの『閻魔』を見て何を感じるかというのを見ていただけたらと思います」

「閻魔」が出陣する五所川原立佞武多は来月4日に開幕し、ことしは5年ぶりに出発地点を統一した「吹き流し方式」で運行されます。