おととしの大雨で冠水した板柳町のスケートパークで復興への思いを込めたイベントが開かれました。

おととい板柳町の岩木川河川敷にあるスケートパークで開かれたのは「BANRYU大作戦」です。主催したのは板柳町と弘前市新和地区の活性化団体「ItaniityProject」の澤田政也さんです。
スケートパークは2022年8月の大雨で冠水し、施設が流されるなどの被害を受けました。弘前市でスケートボードショップを営む福士孝太さんが仲間たちと協力して泥をかき出し、手作業で設備を作り直しました。その姿に共感した澤田政也さんと水害からの復興を象徴するイベントとして初めて開催しました。復活したスケートパークには30人以上が集まり、かつてのにぎわいを取り戻しました。

★訪れたスケーター
「楽しかったです　盛り上がっていて」「あんまりこういう規模のイベントはないのですごいですね」

子どもたちがボードを借りて体験できるコーナーも設けられ幅広い世代の人たちが楽しんでいました。

★福士孝太さん
「すごいいろんな所から来てくれてとてもうれしいです　悲しい気持ちの反面またこういうふうに戻ってきてもらえるというところで頑張ってきました」

ステージでは澤田さんが弘前市で開いている無料のバンド教室「ガキロック」に通う小学生から高校生までの子どもたちも演奏を披露しました。

★ガキロックに通う高校生　永野詩織さん
「すごい熱狂したライブで私も観客のみなさんも楽しんでいただけたのでうれしかったです（澤田さんの）復興したいという思いが強く伝わってきて災害前の熱狂をこの場所も取り戻したんじゃないかなと思います」

★イベントを主催　澤田政也さん
「いろんな方々がこのイベントのために集まってくれてほんとうにありがとうございましたの言葉しかないです　水害にあった方々に本当に少しでも元気が贈れれば良いなと思っています」

水害から2年、立ち上がった若者たちの力で河川敷ににぎわいが帰ってきました。