税の無駄遣い 青森県内でも5件「不当」 会計検査院が指摘
会計検査院が税金の無駄遣いの指摘や改善を求めたケースのうち県内では「不当」と判断されたものが5件ありました。
会計検査院によりますと国土交通省関係で「不当」と判断された県内の主な事業は2件でした。このうち砂防ダム工事で県が活用した「防災・安全交付金」は5,635万円が不当とされました。県によりますと補助率のかさ上げに該当しない工事も申請していたということで不当とされた交付金を年度内に返還します。
もう1件は水道管の橋の工事で六戸町が活用した「社会資本整備総合交付金」の711万円です。耐震工事が不十分であったため「不適切な工事」に交付金が使われたと判断され町は基準を満たす補強工事を行う予定です。
厚生労働省関係では3件でした。青森市による生活保護費の過払いや県内3つの事業者による給付金の過大受給でそれぞれが返還、または返還手続きを行っています。