虐待に該当する不適切保育 当初は「遊んで滑ってけがをした」と虚偽の報告も
六ヶ所村のこども園で保育教諭が園児のあごにけがをさせた、身体的虐待に該当する不適切保育がありました。
当時、園は保護者に事実と異なる虚偽の報告をしていました。
六ヶ所村などによりますと先月18日、村立の千歳平こども園で女性保育教諭が昼寝の時間になかなか寝付けなかった園児を廊下で落ち着かせようとしました。
その際廊下に出る引き戸の手前で、園児を敷布団に乱暴に落としました。
そのあと抱きかかえて廊下に座らせようとした際に放り投げた状態になり園児があごを床にぶつけ、けがをしました。
当時、保護者への説明では「園児が遊んで滑ってけがをした」と事実と異なる虚偽の説明が行われました。
不審に思った保護者がこども園に問い合わせ、その後村が調査した結果身体的虐待に該当する不適切保育と判断されました。
保育教諭は先月末に依願退職し、きのう園児の保護者に謝罪したということです。
村は再発防止に向けて職員の再教育や研修見守り体制の強化など5項目に取り組むとしています。