ホンダと日産、経営統合に向け協議 統合すれば販売台数で世界3位に
大手自動車メーカーのホンダと日産自動車が、来週23日にも、経営統合に向けた協議に入ることが関係者への取材でわかりました。
世界的に自動車メーカーの生き残り競争が激化する中、関係者によりますと、ホンダと日産は経営統合に向けた協議に入ることがわかりました。協議は、来週23日にも始まるとみられます。
統合すれば、販売台数で700万台を超え、世界3位に躍り出ることになります。
日産をめぐっては、業績が悪化する中、経営改革が必須となっていて18日朝、ホンダとの経営統合について「両社の強みを持ち合い、将来的な協業について検討を行っている」とコメントを出しました。
ホンダの三部社長も「日産だけじゃなくて三菱とも協業を含めて話をしていて、あらゆる可能性について話をしていますので」と応じました。
ホンダと日産はことし3月からEV=電気自動車の開発などでの協業の検討を始めていて、8月には三菱自動車も加わることを発表していました。
経営統合に向けた協議の背景には、世界市場で淘汰されないよう、競争力を高めたいという決断があるものとみられています。