業績悪化の日産 CFOら役員交代人事を発表
業績が悪化している日産自動車は、足元の課題に迅速に対応するとして、最高財務責任者(CFO)などの役員を来年1月で交代させる人事を発表しました。
最高財務責任者(CFO)のスティーブン・マー氏に代わり、現在はアメリカで役員を務めていて投資銀行での経験が長いジェレミー・パパン氏が就任します。
パパン氏に代わるアメリカ担当の役員としては、他の自動車メーカーで役員経験のあるクリスチャン・ムニエ氏が就きます。日産自動車は先月の決算会見で、アメリカでの販売不振などから今年9月までの営業利益が前の年に比べて90%を超える大幅な減益となったことや、世界で9000人の人員削減を行う方針を明らかにしていました。
引き続き今の職を続ける内田社長は、
「今回の役員体制の変更は、会社を再び軌道に戻すための取り組みに必要とされる経験や緊急性を鑑みて行った。日産は今後も将来の成長に焦点を当て、持続可能な収益を確保するために、これらのターンアラウンドの取り組みを着実に実行していく」コメントしています。
最終更新日:2024年12月11日 22:31