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【特集】器ごと食べられる?!「SDGsな蟹グラタン」 構想2年、八戸市の水産加工業者の開発秘話 

2024年3月22日 19:30
【特集】器ごと食べられる?!「SDGsな蟹グラタン」 構想2年、八戸市の水産加工業者の開発秘話 

特集は少し変わった環境に優しいかにグラタンです。
なぜ環境に優しいのか、橋本キャスターの取材です。

青森放送 橋本莉奈 キャスター
「環境に優しいかにグラタン、こちらのスーパーで販売されているということなんですが、ありました!器ごと食べる?これはいったいどういうことでしょうか」

その名も「かに屋が作った器ごと食べるSDGsなかにグラタン」。
商品を開発した八戸市の宝成食品を訪ねました。
ふだんはズワイガニのむき身の卸売りや海鮮ばくだんなど水産加工品の製造と販売を行っています。

青森放送 橋本莉奈 キャスター
「器ごと食べるってどういうことですか?」

宝成食品株式会社 河村隆衛 社長
「実はかにの甲羅の形をした食べられる器なんです」

青森放送 橋本莉奈 キャスター
「本物そっくりですね」

アイスクリームのコーンから着想を得て開発されたという本物の甲羅にそっくりな器。
どうやって作っているのか、特別に工場を見学させていただきました。

青森放送 橋本莉奈 キャスター
「4面甲羅がありますね甲羅の形をしたものが」

宝成食品株式会社 河村隆衛 社長
「これは3Dプリンターで型を取って金型を作ったタイプになりますね」

表面の凹凸やかにの目など細かいところまでこだわった金型に生地を流し込んでいきます。
生地に小麦粉を使うことで水分が多い水産物にも対応できるそうです。
さらに…。

宝成食品株式会社 河村隆衛 社長
「普通の甲羅だととげとげしていてお子さまとかけがしてしまう危険もあるんですけれどもこちらですととげ感は全くありませんのでけがをする心配もないですし一番のメリットとしたらごみが出ない」

食べ終えたあとほとんどが廃棄処分になるかにの甲羅に着目し、器ごと食べられるよう開発したといいます。
廃棄物を減らすとともに漁模様に左右されない安定した持続可能な供給を実現しました。
仕入れると1枚50円する甲羅が自社で作ることによって10円以下とコストを抑えることにも役立っています。

宝成食品株式会社 河村隆衛 社長
「かにの器自体がコストとしては高かったのでこの食べられる器に変わったことでコストが落ちた コストが落ちた分かにの量を増やしたりソースを贅沢にたまねぎペーストを濃くしたりそういった形のものができましたね」

構想から2年かけて開発されたこの商品。
伊勢エビペーストを練り込み甲殻類のうまみやかにの色みを再現。
グラタンソースにはぜいたくに本ズワイガニの身を。
たまねぎペーストなどを混ぜ込んで本格的な味わいに仕上げています。

青森放送 橋本莉奈 キャスター
「チーズが伸びるいただきます、幸せかにの風味が口の中にふわっと広がって鼻から抜けます 器もいっちゃいます サクサクしたところとちょっと柔らかくなった部分があって食感も楽しめますし甲羅の風味がいい」

宝成食品株式会社 河村隆衛 社長
「ふだんからご家庭で扱えるような価格帯でご提案していますので小さいお子さまからお年寄りまで幅広い年齢層の方にズワイガニもそうですけれども今回の製品を味わっていただきたいですね」

こだわりが詰まった環境に優しいかにグラタン。
これからのお花見の季節や新生活にいかがカニ?

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