桜の名所・弘前公園で“令和のせん定”「目線に近いところで花を楽しんで」 青森県弘前市
弘前公園では人の目の高さでの桜のボリュームを増やす“せん定作業”が、きょうから本格的に始まりました。
弘前市はソメイヨシノの高さが10メートル以上に伸び下枝の花に日の光が当たりづらくなったため「令和のせん定」と称して、木の高さをおよそ7メートルに下げていて、ことし3年目です。
市の職員40人は、りんごのせん定技術を取り入れた「弘前方式」と呼ばれる手法で高いところの枝を切り落とし調整していました。
園内では年末年始の大雪の影響で倒木や幹折れが発生しましたが、伐採対象となったのは松が53本に対して桜は3本と被害は軽かったということです。
★弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子主幹
「皆さんの目線に近いところで花を楽しんでいただき、また開花したときのソメイヨシノの香りを楽しんでいただきたいと思っています」
せん定した枝は来月18日と19日、事前に申し込んだそれぞれ200人に配布されます。
せん定作業は来月下旬まで行われます。