【原因は?】2度止まった東北新幹線 計61本運休で8万人以上に影響 20日も始発から一部の列車に「遅れ生じる可能性」
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JRによりますと、19日午前9時42分ごろ東北新幹線やまびこ53号が宇都宮~那須塩原駅間を走行中にパンタグラフに不具合が発生した可能性があるため緊急停止しました。
点検の結果、12号車のパンタグラフの一部損傷が見つかったということです。
この影響で東北新幹線は東京駅~仙台駅間の上下線で約4時間に渡って一時運転を見合わせました。
午後1時11分に大宮~那須塩原間の下り線の架線の点検が終了し、架線に異常がない確認がとれたため運転を再開しました。
パンタグラフが一部損傷した原因については調査中ということです。
しかし、運転再開から約1時間40分後の午後2時58分ごろ、東北新幹線やまびこ57号が新白河駅~郡山駅間を走行中に台車に異常を知らせる表示が点灯したため停車しました。
この影響で東北新幹線は再び東京駅~仙台駅間の上下線で運転を見合わせました。
乗務員による車両点検を実施し、やまびこ57号が郡山駅に到着したため、午後4時31分に全線で運転を再開したということです。
ただ東北・山形・秋田新幹線の最終列車まで運休と最大308分の遅れが発生しています。
2度の運転見合わせの影響で東北新幹線と山形新幹線、秋田新幹線で合わせて上下61本が運休し、約8万4千人の足に影響が出ました。
列車遅延の影響で夜間作業に遅れが生じた場合、20日も始発から一部の列車に遅れが生じる可能性があるとしています。
上越・北陸新幹線については、始発から通常運転を予定しているということです。