彫刻家 吉野毅さんの個展作品を紹介①「わかおんな」
先月から七戸町で開かれている彫刻家吉野毅さんの個展に展示されている作品をきょうから紹介します。
1回目は「わかおんな」です。
七戸町立鷹山宇一記念美術館の開館30周年記念で開かれている吉野毅展には、ブロンズ像や素焼きの彫刻「テラコッタ」など80点の作品が展示さています。
こちらは1985年に制作したブロンズ製の作品「わかおんな」です。
★吉野毅 さん
「この彫刻に関していえば立っているか浮いているか微妙な立ち方をしている彫刻なんですね、普通の人体彫刻というのは片足重心右足に重心がかかったり左足がU脚になると、そうしたら肩がどうなるかとかそういうひとつの具象彫刻の組み立てみたいなのがあったんだと思いますけど、僕はそういうモノをなるべく放棄して自由な形でやりたかっただからこれはちょっと浮いて見えます」
作品のイメージは奈良県で見た仏像です。誰でも受け入れてくれるような雰囲気を基本として天から舞い降りた天女のような現代の女性像を表現。脚の部分が難しく制作には3か月かかりました。
★吉野毅 さん
「ぼくの現在での代表作がこれだと思います」
吉野毅展は来月23日まで開かれています。