マイナ保険証トラブル 国民健康保険の負担割合671件を誤登録 青森県六戸町
青森県六戸町は今月から始まったマイナ保険証の一本化作業に伴うミスで、町民の国民健康保険の負担割合あわせて671件を誤って登録していたと発表しました。
【概要】
12月2日に医療機関を受診した町民から「先月と今月で国民健康保険の負担割合が異なると言われた」と町が相談を受けて確認したところ、オンライン資格確認システムに連携する際に一部誤った負担割合が送信され、医療機関等が誤った情報にアクセスできる状態となっていました。
負担割合などの資格情報は、国保情報集約システムを介して医療保険者向け中間サーバーに連携され、オンライン資格確認システムで確認できるということです。
【原因】
マイナンバーカードと健康保険証の一体化にかかる作業として国保システムの全件資格データを処理して国保集約システムに送信する際、その作業段階で負担割合に係る処理に漏れがあり誤った負担割合が送付されたということです。
【内容と期間】
・本来2割負担を3割負担と登録…659件
・本来10割負担を3割負担と登録…12件
合計…671件
・期間 令和6年12月2日から12月3日まで
誤った登録内容は4日までに修正されたということです。
【対応方針】
対象者の方には個別に通知を行い、負担金の還付や納付を行うということです。
なお負担金の把握には、レセプト精査のため数か月かかる場合があるということです。
【再発防止策】
町は制度解釈及び運用について、システム委託業者との情報共有を行いながら適正な運用を徹底するとしています。