青森県内在住の50歳代の女性がSNSで知り合った男性に「金取引」を勧められ、95万相当の暗号資産と現金57万をだまし取られる被害にあいました。

青森警察署によりますと、女性はインスタグラムで知り合ったLINEアカウント「伊藤俊雄」とやり取りし好意を抱きました。
「伊藤」とやり取りを続けていたところ

・「私たちの生活と経済を変えたい。」
・「最も簡単な方法は投資を学ぶことです。」

などと言われ「金取引」を勧められました。
伊藤の指示で去年9月1日から16日までの間、4回にわたり”実在する”暗号資産アプリ「LINEBITMAX」で時価95万7,627円分の暗号資産イーサリアムを購入し指定されたアドレスに送信しました。
すると、伊藤から紹介された「vue3-vant-mobile」というサイトに投資金が反映されており、伊藤の指示で投資しました。
その後利益を出金しようとしたところ、伊藤から出金手続き費用が必要と言われ去年10月11日から12月23日までの間、3回にわたり口座に52万を送金しましたが出金できず、追加の費用を要求されました。
その頃、女性はインスタグラムで知り合った「松本拓海」とLINEでやり取りをしていて暗号資産について松本に相談。
松本からも「金取引」を勧められ去年12月25日に指定された口座に現金5万円を送金しましたが、その後伊藤や松本と連絡が途絶えました。
女性は2人から紹介された投資サイトが同じだったことに気づき、警察に相談して被害に気づいたということです。

青森警察署はSNSを通じて暗号資産を送信させる手口は詐欺だとして、見知らぬ人から投資話を勧められた場合は最寄りの交番などに相談するよう呼びかけています。