もうすぐ新年度で高まる“事故リスク” 青森県内の「危険な交差点」上位地点は?

まもなく始まる新年度。
通学などで新しい道を通る子どもたちも増える時期です。
事故のリスクも高まるとされる時期をまえに、日本損害保険協会は青森県内で交通事故が多発した『危険な交差点』をホームページで公開しました。
公開しているのは、おととし交通事故が最も多く発生した7地点です。
それによりますと、県内で一番多く事故が発生したのは青森市環状7号沿いの「戸山交差点」です。
ここは東西に伸びる国道と青森自動車道によって分離された6差路交差点で、盛土によって見通しが悪いという特徴があります。
右折直進の事故が5件追突事故が3件と、県内で最も多く事故が発生しました。
2番目に多かったのは八戸市湊高台1丁目の「四本松交差点」です。
こちらでは追突事故が最も多く歩行者の利用も多いことから、日本損害保険協会はドライバーは右左折時に歩行者の有無に注意するように呼びかけています。
ワースト3位は4地点が並び、青森市石江の「西バイパスフェリー埠頭入り口交差点」は、昼夜を問わず通行量が多いため追突事故や右折の事故が多くなっています。
青森市大野の「大野十文字バス停前交差点」は特に朝と夕方の交通量が多く、追突事故や右折時の事故が発生していました。
八戸市柏崎3丁目の「類家一丁目交差点」は、緩やかな左カーブで、昼夜を問わず交通量が多く登下校の中高生や高齢者が散見される場所です。
八戸市南類家1丁目の「南類家一丁目交差点」は、歩行者は多くないものの追突事故が相次いでいました。
十和田市東十一番町の交差点はブロック塀や建物で見通しが悪く、出会い頭の事故が多発していました。
日本損害保険協会は新年度は人の移動も多く事故に遭うリスクも高まるとして、ホームページで公開している「全国交通安全多発交差点マップ」を活用し事故に備えるよう呼びかけています。