11月8日、高知市土佐山で300年続く伝統行事「早飯食い」が行われ、約30人が参加しました。

高知市土佐山の高川地区の仁井田神社で行われたのは「早飯食い」と言われる300年以上続く伝統行事です。
お椀に盛られた、釜で炊いた米を味噌のみをおかずにして勢いよくかきこむものです。

開始の合図とともに一斉に米を口にかき込みます。イベントには土佐山学舎の小学3年生16人や地元の人など約30人が参加。味噌とお湯はお代わり自由で始まりと共に「湯」を求める参加者の声が響きます。

味噌を湯で溶かして、一気にかき込みます。
「早飯食い」は毎年11月8日の秋祭りにあわせて行われています。この地区には平家の落人伝説が残り、武将たちが出陣前に急いで腹ごしらえをしたことが由来とされています。

参加者は伝統の行事を通して五穀豊穣や無病息災を願っていました。