リニア工事近くの住宅で水と気泡が湧き出る…工事中断 東京・町田市
リニア中央新幹線のトンネル工事現場に近い東京・町田市の住宅で、水と気泡が湧き出ているのが確認され、JR東海が工事を中断しています。JRが湧き水などの調査をおこないましたが、健康などに影響がないことが確認されました。しかし、工事との関係はわかっていません。
JR東海によりますと先月22日、東京・町田市のリニア中央新幹線「第一首都圏トンネル小野路工区」近くの住宅の庭で、水と気泡が湧き出ているのが確認されたということです。
この住宅から、トンネル工事をおこなっている掘削機までは、数十メートルほど離れているということですが、トンネル工事では、掘る際に土を削りやすくするため気泡材を使用していて、JR東海はその日のうちに工事を中断して因果関係を調べることにしました。工事を中断して2日後には、湧き出ていた水や気泡は止まっているということです。
また、JR東海が湧き出た水などを調査したところ、環境や健康に影響がないことが確認されたということですが、工事との因果関係はわかっておらず、JR東海は「工事との関係を調査するとともに、周辺の監視を強化していく」としています。