将来、スタイリストになることを目指し奮闘する高知市の男性が、若手美容師の日本一を決めるコンテストなど2つの全国コンテストで1位に輝きました。

高知市はりまや町のヘアサロン「KENOMIKA.」。ここでヘアアシスタントとして働くのが笑顔が素敵な、高知市の小野川維駒（おのがわ・いこま）さん（23歳）です。
プレイベートのインスタグラムのフォロワーは2万5000人超え！いま、国内の美容師の世界で注目を集める逸材です。

小野川さんは、10月に行われた全国の32歳以下がエントリーする若手美容師の日本一を決めるコンテスト「DREAM PLUS CONTEST 2024」に出場。見事、グランプリに輝きました。四国では初の快挙で最年少の受賞でした。

今年のコンテストのお題は「攻めナチュラル」。審査員からは「新しさがありクオリティー高くトータルでオシャレ感があり圧倒的に存在感がある」「髪が切られていく度にモデルさんの良さが増し吸い寄せられるように何度も見てしまうスタイル」などと高く評価されました。小野川さんが思い描く「攻めナチュラル」を全力で表現したそうです。

小野川さんはまだスタイリストではなく、その一歩手前のヘアアシスタントです。ヘアアシスタントでのグランプリ受賞はこのコンテストで初めてのことでした。

コンテストのための練習は店の営業が終わった後の午後8時から翌日未明の午前4時まで。それを1か月、ほぼ毎日続けたそうです。栄光の裏には血のにじむような努力がありました。

さらに小野川さんはさらなる快挙を成し遂げます。11月11日に行われたフォトコンテスト「JAPAN HAIRDRESSING AWARDS」の新人賞でも最優秀賞に輝いたのです。
このフォトコンテストは35年の歴史がある美容業界のアカデミー賞ともいわれる名誉あるもので、ヘアデザイナー100人の中から1位を獲得しました。

全国の2つのコンテストで日本一となった小野川さん。これからどんな風に成長していくのか目が離せません。