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中土佐町で発見された死んだ野生のイノシシが豚熱に感染 県が防疫対策を強化【高知】

2024年7月19日 18:57
中土佐町で発見された死んだ野生のイノシシが豚熱に感染 県が防疫対策を強化【高知】
高知県は、7月18日に中土佐町で発見された死んだ野生のイノシシ1頭が豚熱に感染していたことが確認されたと発表しました。養豚が盛んな高幡地域での豚熱の確認は初めてで、県が防疫対策を強化しています。

県によりますと18日午前、中土佐町上ノ加江で死んだイノシシ1頭が見つかり、その後県の施設で遺伝子検査をしたところ、豚熱の感染が確認されたということです。
県によりますと18日午後4時時点で、県内の養豚場16戸合わせて約2万1000頭に異常は確認されておらず、すべてのブタがワクチンを接種しているということです。

県内では2022年9月以降イノシシから豚熱の感染が確認されていて今回で53例目ですが、養豚が盛んな高幡地域での確認は初めてです。
このため、県は19日以降、全養豚場に消石灰を配布するなど防疫対策を強化しています。

県によりますと、豚熱は人に感染することはなく、豚熱にかかったブタの肉や内臓を食べても影響はないということです。