世界で活躍する若手バレエダンサーの登竜門と言われるローザンヌ国際バレエコンクール。そのアジア太平洋予選が9月に行われ、高知市の中学3年生が上位4人の中の1人に選ばれました。一体どんな中学生なのか取材しました。

夢を抱いて練習に汗を流すバレエダンサーのたまごたち。その中に今、世界へ羽ばたこうとしているダンサーがいます。
長い手足にすっと伸びた背筋が目をひく、高知市の一宮中3年の福間悠陽（ふくま・ゆうひ）さん15才です。

福間さんは、9月28日と29日にマカオで行われたローザンヌ国際バレエコンクールのアジア太平洋予選に参加。45人中、日本人で唯一の上位4人に選ばれ、来年2月にスイスで開催される本選への出場権を手にしました。

埼玉県出身の福間さんは、バレエダンサーの母・沙甫さんの影響で小学3年生からバレエを始め、母の友人である「マサコ・バレエ・ワークス」主宰の上岡真佐子さんの指導を受けるため小学6年生のときに高知市へ移住しました。現在は母の実家で祖父母や親戚と暮らしながらバレエに打ち込んでいるといいます。

福間さんは今、10月27日に行われる発表会に向けてレッスン生のみんなと練習中です。
世界中の若手バレエダンサーが憧れるローザンヌ国際バレエコンクールの本選まで約4か月、周囲の期待が高まります。

将来、世界で活躍するという夢に向けて大きな飛躍を目指す福間さん。今後の活躍が楽しみです。

福間さんも出演する発表会が10月27日にかるぽーとで開かれます。全席自由で、チケットはかるぽーとミュージアムショップ で購入できるということです。