『特集・高知龍馬マラソン』夫婦二人三脚で挑む42.195キロ 2組の夫婦の想い【高知】
11回目となる高知龍馬マラソン。「こうちeye」では、シリーズでランナーの皆さんにあなたが走る理由を聞きながら大会の魅力を発信しています。今回は、夫婦二人三脚で完走を目指す2組のランナーを紹介します。
雄大な太平洋を眺めながら走る42.195キロ。
2月16日、いよいよ高知龍馬マラソン2025が開催されます。
11回目を迎える今年のフルマラソン、エントリーは10,555人。全国46都道府県、そして19の国と地域からランナーがやってきます。大会当日は午前9時に県庁前をスタートし、制限時間7時間以内にフィニッシュ会場の春野陸上競技場を目指します。
約1万人のランナーがそれぞれの想いを胸に走ります。
大会当日まで10日あまりとなったこの日、寒空の中、練習に向かうランナーの姿がありました。高知市から出場する北村康雄さん、美佐恵さん夫婦です。
■北村さん夫婦
「(いつも2人で練習?)そうです」
「一人じゃよういかんがよ」
「大体朝。5時ごろから。約40分」
元々は健康のために歩いたり少し走る程度でしたが、ランニングセミナーへの参加がきっかけで本格的に走るように。
■北村さん夫婦
「あれ(ランニングセミナー)行っていろいろ走り方があるんだなと思って」
「勉強になったね」
「走る前の身体の使い方教えてもらった。こういうやり方も。ここで走る。膝を曲げないこと、背中を伸ばすこと、これは基本だなと思った。セミナー行ったのが良かった」
2017年に初めて2人でフルマラソンを走りました。以来、康雄さんは4回、美佐恵さんは2回、高知龍馬マラソンを完走しています。
■北村さん夫婦
「2019年から走っちゅう、、、2017年か」
「脚も非常に痛かった。途中で何回も止めようと思ったけど沿道の人の応援があってその度に力をもらって、最後の春野球場が見えたときは脚がもう本当に痛くて、あそこに入ったら痛さを忘れて、生まれて初めてやね、ああいう感動は」
「6時間25分12秒。(タイムが)同じ。同じように走ってきたから」
「絶対1人でゴールしないように、止めるんであればそこでお互いに止めようねっていうのが合言葉で頑張りました」
半世紀もの時間を共に過ごしてきた2人。夫婦円満の秘訣を聞いてみたところ、、、
■北村さん夫婦
「感謝しちゅう。ほんとに感謝しちゅう」
「感謝しちゅう言うたち(ケンカしたら)鬼になる」
「鬼になるきいかんけど言いたいことは言わんとねぇ」
「怒る方はええけど怒られる方はたまらんでねぇ」
そんなときでも2人で走る日課は変わりません。
■北村さん夫婦
「いろいろケンカしてもちょっと走ったら全部(忘れる)」
「走る中ですごいいい関係になるという感じ」
夫婦揃って大会に出場するのは7年ぶり。そのわけは。
■北村さん夫婦
「高校1年の孫がじいちゃん、ばあちゃん、龍馬マラソン(一緒に)走らん?いうことで」
「孫と一緒に走ろうかになった」
しかし、18歳未満の孫は今回参加することが出来ません。それでも2人で出場することを決意しました。
■北村さん夫婦
「孫に年がいっても走れるいうのを見せたい。そういうのもあるしね」
「今高1やから高3くらいの頃かな、18歳いうたら。それまで頑張って走って、孫と一緒に走ってみたいですね。(2年後?)そうですね」
「まだ走るがか?」
「走る。あんたも走らないかん」
夫婦二人三脚で挑む42.195キロ。いつか孫と走る日を夢見て、まずは今年の完走を目指します。
高知龍馬マラソンに初めて出場する新婚ランナーもいます。滋賀県の中井涼平さんと咲香さん。大学の軽音サークルで出会った2人は約9年間の交際を経て、今年の2月1日にめでたく結婚しました。
涼平さんは過去5回フルマラソンを完走しており、結婚を機に咲香さんにマラソン挑戦を提案しました。思いたったきっかけは涼平さんが去年出場した東北宮城復興マラソン。
■涼平さん
「ゴール直前500メートルのところで、50代くらいの夫婦の方が走っていて、最後頑張ろうと言って旦那さんが奥さんの手を引っ張りながら一緒に走ってる姿を見て、そこで自分が感動したことがきっかけ」
しかし、運動が苦手な咲香さんは。
■咲香さん
「42キロ走るとか意味不明と思ってすごい断った」
一体どうやって説得したのでしょうか。
■涼平さん
「口説き文句はやっぱり給食。いろんなもの食べられるよというところ。地元のものが楽しめたり、地元ならではのイベントが楽しめたりして、ゴールできなくてもいいから給食を全部食べることを目標に一緒に出ようと誘った」
■咲香さん
「それは楽しそうかなと思った」
2人が決意を表明したのは2月1日に開いた披露宴。フルマラソンへの挑戦を宣言し、招待客を驚かせました。
■咲香さん
「正気の沙汰じゃないみたいな、あんた大丈夫?とうとうおかしくなったねみたいな感じ。家族は誰もできると思ってない」
12月から涼平さんと一緒に少しずつ練習を重ねてきました。
■咲香さん
「今では10キロって聞いてもびっくりしないぐらいにはなってきた。(涼平さんから)アドバイスとかはないけど多分退屈しないようにいつも違うルートを選んで走ってくれてる」
実は大学時代に一緒に高知を訪れている2人。
■咲香さん
「龍馬像も見たし、はりまや橋もちょっと歩いてみたりとか、ひろめ市場も行ったり、盛り沢山で楽しめたので。王道だけど(今回も)かつおは食べた い」
改めて今回の目標を聞いてみました。
■涼平さん
「完走するだけじゃなくて、途中高知のきれいな景色を見られる所もいっぱいあると思うので、景色きれいやなとか楽しかったなとか思い出を要所要所で作りながら最後にフルマラソン42.195キロを同時にゴールテープ切れたら最高の思い出になるんじゃないかなと思ってる」
■咲香さん
「楽しむ余裕があるかどうか分からないけど、彼の目標でもある一緒にゴールするというのが1人では達成できない目標なので、一緒に叶えられるようにできる限り頑張ろうと思って出たいと思う。終わったら美味しいものが待ってると思って頑張るかな」
結婚から15日、夫婦で初めての共同作業が間もなくスタートします。
雄大な太平洋を眺めながら走る42.195キロ。
2月16日、いよいよ高知龍馬マラソン2025が開催されます。
11回目を迎える今年のフルマラソン、エントリーは10,555人。全国46都道府県、そして19の国と地域からランナーがやってきます。大会当日は午前9時に県庁前をスタートし、制限時間7時間以内にフィニッシュ会場の春野陸上競技場を目指します。
約1万人のランナーがそれぞれの想いを胸に走ります。
大会当日まで10日あまりとなったこの日、寒空の中、練習に向かうランナーの姿がありました。高知市から出場する北村康雄さん、美佐恵さん夫婦です。
■北村さん夫婦
「(いつも2人で練習?)そうです」
「一人じゃよういかんがよ」
「大体朝。5時ごろから。約40分」
元々は健康のために歩いたり少し走る程度でしたが、ランニングセミナーへの参加がきっかけで本格的に走るように。
■北村さん夫婦
「あれ(ランニングセミナー)行っていろいろ走り方があるんだなと思って」
「勉強になったね」
「走る前の身体の使い方教えてもらった。こういうやり方も。ここで走る。膝を曲げないこと、背中を伸ばすこと、これは基本だなと思った。セミナー行ったのが良かった」
2017年に初めて2人でフルマラソンを走りました。以来、康雄さんは4回、美佐恵さんは2回、高知龍馬マラソンを完走しています。
■北村さん夫婦
「2019年から走っちゅう、、、2017年か」
「脚も非常に痛かった。途中で何回も止めようと思ったけど沿道の人の応援があってその度に力をもらって、最後の春野球場が見えたときは脚がもう本当に痛くて、あそこに入ったら痛さを忘れて、生まれて初めてやね、ああいう感動は」
「6時間25分12秒。(タイムが)同じ。同じように走ってきたから」
「絶対1人でゴールしないように、止めるんであればそこでお互いに止めようねっていうのが合言葉で頑張りました」
半世紀もの時間を共に過ごしてきた2人。夫婦円満の秘訣を聞いてみたところ、、、
■北村さん夫婦
「感謝しちゅう。ほんとに感謝しちゅう」
「感謝しちゅう言うたち(ケンカしたら)鬼になる」
「鬼になるきいかんけど言いたいことは言わんとねぇ」
「怒る方はええけど怒られる方はたまらんでねぇ」
そんなときでも2人で走る日課は変わりません。
■北村さん夫婦
「いろいろケンカしてもちょっと走ったら全部(忘れる)」
「走る中ですごいいい関係になるという感じ」
夫婦揃って大会に出場するのは7年ぶり。そのわけは。
■北村さん夫婦
「高校1年の孫がじいちゃん、ばあちゃん、龍馬マラソン(一緒に)走らん?いうことで」
「孫と一緒に走ろうかになった」
しかし、18歳未満の孫は今回参加することが出来ません。それでも2人で出場することを決意しました。
■北村さん夫婦
「孫に年がいっても走れるいうのを見せたい。そういうのもあるしね」
「今高1やから高3くらいの頃かな、18歳いうたら。それまで頑張って走って、孫と一緒に走ってみたいですね。(2年後?)そうですね」
「まだ走るがか?」
「走る。あんたも走らないかん」
夫婦二人三脚で挑む42.195キロ。いつか孫と走る日を夢見て、まずは今年の完走を目指します。
高知龍馬マラソンに初めて出場する新婚ランナーもいます。滋賀県の中井涼平さんと咲香さん。大学の軽音サークルで出会った2人は約9年間の交際を経て、今年の2月1日にめでたく結婚しました。
涼平さんは過去5回フルマラソンを完走しており、結婚を機に咲香さんにマラソン挑戦を提案しました。思いたったきっかけは涼平さんが去年出場した東北宮城復興マラソン。
■涼平さん
「ゴール直前500メートルのところで、50代くらいの夫婦の方が走っていて、最後頑張ろうと言って旦那さんが奥さんの手を引っ張りながら一緒に走ってる姿を見て、そこで自分が感動したことがきっかけ」
しかし、運動が苦手な咲香さんは。
■咲香さん
「42キロ走るとか意味不明と思ってすごい断った」
一体どうやって説得したのでしょうか。
■涼平さん
「口説き文句はやっぱり給食。いろんなもの食べられるよというところ。地元のものが楽しめたり、地元ならではのイベントが楽しめたりして、ゴールできなくてもいいから給食を全部食べることを目標に一緒に出ようと誘った」
■咲香さん
「それは楽しそうかなと思った」
2人が決意を表明したのは2月1日に開いた披露宴。フルマラソンへの挑戦を宣言し、招待客を驚かせました。
■咲香さん
「正気の沙汰じゃないみたいな、あんた大丈夫?とうとうおかしくなったねみたいな感じ。家族は誰もできると思ってない」
12月から涼平さんと一緒に少しずつ練習を重ねてきました。
■咲香さん
「今では10キロって聞いてもびっくりしないぐらいにはなってきた。(涼平さんから)アドバイスとかはないけど多分退屈しないようにいつも違うルートを選んで走ってくれてる」
実は大学時代に一緒に高知を訪れている2人。
■咲香さん
「龍馬像も見たし、はりまや橋もちょっと歩いてみたりとか、ひろめ市場も行ったり、盛り沢山で楽しめたので。王道だけど(今回も)かつおは食べた い」
改めて今回の目標を聞いてみました。
■涼平さん
「完走するだけじゃなくて、途中高知のきれいな景色を見られる所もいっぱいあると思うので、景色きれいやなとか楽しかったなとか思い出を要所要所で作りながら最後にフルマラソン42.195キロを同時にゴールテープ切れたら最高の思い出になるんじゃないかなと思ってる」
■咲香さん
「楽しむ余裕があるかどうか分からないけど、彼の目標でもある一緒にゴールするというのが1人では達成できない目標なので、一緒に叶えられるようにできる限り頑張ろうと思って出たいと思う。終わったら美味しいものが待ってると思って頑張るかな」
結婚から15日、夫婦で初めての共同作業が間もなくスタートします。
最終更新日:2025年2月12日 19:05