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『新春スケッチ』2025年スタート!高知県内の表情と県民の願いをまとめた【高知】

2025年1月6日 19:07
『新春スケッチ』2025年スタート!高知県内の表情と県民の願いをまとめた【高知】
2025年がスタートし、新しい年を祝う人で高知県内各地が賑わいました。新年の県内の表情と県民の今年一年の願いをまとめました。

<1日 桂浜
元日。高知市の最低気温は1.3度と平年並みの冷え込みとなりました。高知市・桂浜は初日の出を見ようと訪れた多くの人で賑わいました。
午前7時10分過ぎ、水平線から顔をのぞかせたのはだるまの形をした初日の出。
気温と海水温の温度差で生じる蜃気楼の一種で、水平線まで雲がないことなど、条件がそろった時にだけ現れることから、訪れた人たちは縁起のよい初日を写真に収めたり、手を合わせて拝んだりして新年の始まりを祝っていました。

<1日 潮江天満宮
高知市の潮江天満宮でも朝早くから大勢の人が初詣に訪れ、今年一年の健康や学業成就などを願って手を合わせていました。
境内では、お守りなどの縁起物を買い求めたりおみくじを引いて今年一年の運勢を占ったりする人で賑わっていました。

<1日 蛇王神社
また、四万十市では。

■土居記者
「2025年、今年は『へび年』。四万十市のこちらの神社には、至る所に蛇、ヘビ、へび。今年一年ご利益がありそう」

こま犬ならぬ“こまヘビ”が参拝客を出迎える四万十市名鹿の蛇王神社です。巳年の今年、元日から多くの参拝客が訪れ一年の健康や幸せを願っていました。

■参拝客
「健康に一年過ごせるように」
「(いっぱいヘビがいて)すごいなと思った」
「ちょっと怖かった」
「家族が幸せでいられますようにと願った。素敵な一年になったらいい」

この神社を訪れるのは2回目だという男性は、「12年前に来て今回2回目。巳年、ヘビを祭る神社なので今年もお参りした」ということで、今年の抱負は「女房と仲良く元気で一年暮らすこと」と話してくれました。

<1日 石川県輪島市>
元日、能登半島地震から1年が経ちました。石川県輪島市では追悼式が行われ、地震が発生した午後4時10分に合わせ参列した遺族たちが黙とうしました。

<1日 高知市>
県内でも能登半島地震や地震への備えに対するコメントが多く聞かれました。

<2日 ひろめ市場鏡開き>
2日。高知市のひろめ市場では新年恒例の鏡開きが行われ、用意された200人分の酒が訪れた人に振る舞われました。

■訪れた人
「こんなに楽しい思いをさせてもらい、ひろめ市場最高です」

鏡開きには、デカレンジャーでおなじみの吉田友一さんと菊地美香さんが参加しました。
営業初日のこの日は、かまれると縁起がいいと言われる獅子舞も登場。館内は、県外から帰省した人や旅行で訪れた観光客ですぐに満席になり、高知の地酒やカツオのたたきといった高知の食を堪能していました。

<2日 わんぱーくこうち>
高知市の和の森わんぱーくこうちでは、今年の干支・ヘビの特別展示を行っていて、営業初日の2日は、温度管理が難しく冬場は展示されないボールニシキヘビのたまちゃんが特別に登場しました。アフリカに生息する体長1メートルほどの大きなヘビで、子どもたちは興味深々の様子でした。

■子ども
「かっこよかった」
■大人
「ヘビ年なので・・・大きく羽ばたきたい」

また、この日は園長の吉澤未来さんが、高知市内には6種類のヘビがいることや「総排せつ腔」と呼ばれる場所から後ろの部分がしっぽにあたることなどヘビの生態や体の特徴を解説しました。

<2日 大月町 水浴びせ
2日、大月町の古満目地区で行われたのは、新年の伝統行事「水浴びせ」です。約350年前の大火事をきっかけに、防火を祈り始まったと言われていて、今年は県内外の10代から60代までの13人が参加しました。
この日の県内は、日中2月から3月並みの気温となりましたが、バケツ一杯に入れられた海水が次々と浴びせられると、参加者たちは寒さに耐えながら地区をまわり、この一年の地域の無事を願っていました。

■参加者
「最高ですね、気持ちよかったです」
「去年よりひやいですね。1年が始まった感じがする。健康に頑張りたい」

最後には、毎年恒例、海に飛び込みます。

<3日 高知大丸>
高知市の高知大丸は1月3日が初売りで、午前9時半の開店前にはコロナ禍前よりも多い約1000人が長い列を作りました。

オープンと同時に買い物客たちは、新年の目玉商品「福袋」を求めて一目散に売り場へ向かい、お目当ての商品を買い求めていました。
今年は化粧品の福袋を増やすなど、去年より500点多い4000点を準備したということです。

高知大丸によりますと、従業員など関係者の正月休みを増やそうと、例年2日に行っていた初売りを1日遅らせて3日としたことで、今年は例年以上の客の入りだったということです。

<3日 ひろめ市場>
3日、高知市のひろめ市場では書道パフォーマンスによる書初めが行われました。筆をとったのは高知市の書道パフォーマー高野奇峭さん(74歳)。
テンポの良いヒットミュージックを流しながら、横約4メートル・縦約3メートルの布に「ひろめ 高知家 大繁盛 ALL 笑顔で満場一致」と書き、笑顔あふれる一年になるよう心を込めた書道パフォーマンスを披露しました。

このイベントは、子どもたちに新春の風習を知ってもらおうとひろめ市場が行っているもので、今年が8回目の開催。子どもたちも筆を握って思い思いの言葉を半紙に綴りました。
高野さんの作品は1月下旬までひろめ市場の南側入り口に展示されます。

<3日 四万十市 成人式>
1月3日には四万十市などで成人式が行われ、しまんとぴあで開かれた中村地域の式典には210人の新成人が参加しました。式典にはスペシャルゲストが。
現れたのはシンガーソングライターのHIPPYさん。四万十市成人式実行委員の熱い想いに応え、成人式にサプライズ登場。
代表曲「君に捧げる応援歌」などを披露し、最後には新成人たちとステージ上で一緒に歌うなど会場を盛り上げ、新たな門出を祝いました。

人生の新たな一歩を踏み出した四万十市の新成人にハタチの抱負を聞きました。

■新成人
「今年の抱負は周りの人を笑顔にする」
「いろんなことに挑戦してたくさんの経験を積みたい」
「国試を頑張りたい」
「何事にも笑顔で全力で最後まで取り組めるように頑張る」
「かっこよく生きる」
「素敵な女性になります。キラキラ輝く自立した大人な女性になりたい」

<4日 黒潮町 花火>
1月4日、黒潮町の入野の浜では約1500発の花火が打ち上がりました。
去年8月に行われる予定だったイベントが南海トラフ地震臨時情報の発表により冬に延期されたもので、訪れた人たちは砂浜に座るなどして冬空を彩る花火を見上げていました。

■訪れた人
「楽しかった」
「きれいやったけど寒い」
「今日は星とかが見られてすごくきれいだったので、冬のほうがいい」
「寒いなかで見たらより綺麗。いいスタートが切れた」

県内各地、多くの人で賑わう穏やかな幕開けとなった2025年。
よりよい一年でありますように。
最終更新日:2025年1月6日 19:07
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