梅雨前にカビ対策できていますか?掃除のプロに聞く“家庭でできるエアコンお手入れ術”
今年は、いつ梅雨入りするかと気になっている方も多いと思います。気象庁がきょう発表した最新の1か月予報によると来週以降、愛媛県内は湿った空気が流れ込んで蒸し暑い日が続きそうです。ジメジメとした梅雨を前に、これから必須となってくる家電の手入れ術を取材しました。
県内で家事代行サービスなどを展開している「おたすけくん」。
おたすけくん松山ショップ 西本隆史さん:
「カビ対策としてはエアコンクリーニングが多くなっております。湿気がエアコン内にとどまりますので、エアコン内にカビ・ホコリがつきやすくなってます」
エアコンのクリーニングは一年の中でも、6月から7月に注文が多くなり、その中でも梅雨入り前の今のタイミングが最も多くなるといいます。ピークの時には1日に30台近い依頼が入ることも…
西本さん:
「エアコンを使われる前にお掃除するのが一番かと思われます」
西本さんによるとカビの原因になるのがホコリや水アカ。カビは、気温が20℃~30℃、湿度が60%以上で発生しやすくなるため、高温多湿の梅雨に入るまでにカビの原因となる、ホコリなどを取り除くことが大切だといいます。
そこで、掃除のプロに家庭でできるエアコンの掃除法を教えてもらいました!
西本さん:
「こちらの吹き出し口と、ここがご家庭でできるフィルターですね」
部屋の空気を吸い込むフィルター部分のホコリはカビの原因になるだけでなく、エアコンの効率が落ちるため余分に電気代がかかってしまうといいます。
西本さん:
「中のカビが乾いて使った時に胞子を部屋の中にまいてるということになりますので、これをお風呂とかで水で流していただくとホコリがなくなってカビもつきにくくなります」
水洗いしたフィルターはしっかりと乾かしてから取り付けるのがポイントです。
エアコン内部の「冷媒」と呼ばれる部分の掃除は、故障の原因にもなるのでプロに任せると安心です。
西本さん:
「フィルターだけでも掃除しておくと中の汚れがかわってくるので、ご家庭ではフィルターを清潔に保っていただく、あと吹き出し口の掃除ができることかなと思います」
来週になると前線が北上して湿った空気が流れ込みやすくなります。梅雨入り前の晴れ間にぜひカビ対策も進めておきましょう。