×

またも“値上げラッシュ”で家計圧迫 電気料金も負担増に…「エアコン」の上手な節電方法は?

2024年5月8日 18:37
またも“値上げラッシュ”で家計圧迫 電気料金も負担増に…「エアコン」の上手な節電方法は?

先月から続く原材料高や円安の影響で、今月も家庭用の飲食料品が値上げされます。家計を圧迫する値上げラッシュに街の人は…

女性:
「(GWに)子供が帰ってきたから結構お金使ったね」
Q.何に使いました?
「ごはん(外食)家でできんから」

主婦:
「ちょっと買っても5000円は超える。やっぱり高いね。一品一品が200円とか300円とか上がってたら確かに高い。(お金)出す時、えって思うね」

帝国データバンクによると原材料高騰などの理由から、食品価格が先月は2830品目、今月には417品目で値上げ。

また円安の影響を受け、ことしの秋にも値上げラッシュが発生するおそれがあるとしています。

2児の母:
「負担が大きいかなと思います。ミルクとかおむつは絶対必要なので(出費を)削れないしあまり削りたくないかなと思う」

男性:
「ごはんの食材買いに行ったら野菜とかも値上がりしてるのが多いかなと思いますけど」

主婦:
「いるものにしかお金使ってないから節約のしようがない。仕方ない。出るものは出ていく」

そんな中、暮らしに欠かせない「電気代」の負担が増えています。四国電力が発表している平均的なモデルの電気料金では…4月分は7210円でしたが、5月分は500円ほど増加。これは政府が再生可能エネルギーを普及させるため、電気料金に上乗せしている「賦課金」の単価が増えたことによるものです。

そして6月分は414円値上がりして8135円に。これは政府が負担軽減策による補助金を縮小したためなんですが、補助金は7月分からゼロになるため、さらに負担が増す見通しです。

四国電力は燃料費の動向を見ながら電気料金を割り引くなどの対応をとっていますが、単純に補助金分だけで言うと賦課金と補助金ゼロの影響で1400円ほど値上がりするということです。

なかなか頭の痛い話ですが…ここからは、夏に向けて利用が増えてくる「エアコン」の上手な節電方法、クイズ形式で学んでいきましょう!

■問題①
エアコンの「設定温度を1℃下げる」のと「風量設定を強にする」。どちらが節電になるでしょうか?

正解は…B「風量:強」の方が節電になります。

エアコン大手のダイキンによると、風量を「強」にしたときの消費電力は「設定温度を1℃下げる」場合の半分ほどで済むということなんです。人の体感温度は湿度や気流によっても変わるので風量を強めた方がより涼しく感じられるということです。

続いて第2問、節電につながる重要なポイントに「風の向き」があるんですが…

■問題②
エアコンの風向設定は「ななめ下」と「水平」どちらが節電になるでしょう?

正解は…B「水平」の方が節電になるんです。風向を「ななめ下」にすると、床に冷やされた重い空気、天井付近に暖かい空気がたまります。そうなるとエアコンは部屋全体を涼しくしようと必要以上に電力を使うので、風向を「水平」にして空気を循環させた方が節電につながるということなんです。

他にも
・エアコンは風量「弱」より「自動運転」
・室外機に日陰を作るといった使い方が節電につながるということです。

県内は来週から再び最高気温が25℃以上の夏日が予想されています。節電しながら無理をせず上手にエアコンを利用して、熱中症に注意して過ごしましょう。