昔はどこに遊びに行った?懐かし映像で振り返る“愛媛のGWの歴史”と開通から25年“しまなみ海道”は今

南海放送に残る70年のライブラリー映像から、愛媛のゴールデンウィークの歴史を振り返ります。今では見られない光景も。まずは、25年前に開通した「しまなみ海道」に時代を巻き戻し!
アナウンサー:
「瀬戸内に一本の道ができました。この瞬間をどれほど待ち望んでいたことでしょうか」
1999年5月1日、今治から尾道までを7つの橋で結ぶ「しまなみ海道」が全線開通しました。開通当日、道路は、橋の上も島をおりても車の大渋滞!
旅行のスタイルが団体から個人中心へとシフトしはじめたこの時代。吉海町の「いきいき館」には、開通2日間で1万人を超える観光客が訪れました。“サイクリスト”の聖地として、愛媛を代表する観光地誕生の記念すべきゴールデンウィークとなりました。
64年前は“貸し切りバスツアー”が大人気!自動車の普及で楽しみ方も多様化
こちらは今から64年前、1960年のゴールデンウィークの映像。4月29日の松山市駅です。高度成長期真っ只中、好景気に沸いていたこの時代は、貸し切りバスでの観光ツアーが大人気でした。
5年後の道後温泉駅前も…松山城も、天守には多くの人がいますね!
70年代に入ると自動車の普及で、ドライブを楽しむ”マイカー族”が増えました。
ドライブで向かう場所には…東温市にある滑川渓谷。冷たい渓流で冷やした飲み物やトマトに…飯ごう炊飯。最近でも全国的なキャンプブームですが、50年前も、自然を満喫しながら家族で過ごすキャンプ時間。賑わう観光スポットにアウトドアスポットと、ゴールデンウィークの楽しみ方が多様化していました。
とべZOOの前身・道後動物園には一日に3万人が来園
昔も今も人気なのが“動物園”。今の道後公園にあった道後動物園の様子です。
道後動物園では5月5日のこどもの日は、中学生以下の入園が“タダ”に!この年の1972年、こどもの日の入園者数は、一日で3万人に上りました。ステージでは手品や、チンパンジーの綱渡りなど催しも盛りだくさん!