“タオルの聖地・今治”の工場に行ってみたい!全国の愛用者たちが創業70年の老舗メーカーに魅了されるワケ

11月、あるものをこよなく愛する人たちが愛媛に集結しました。大好きなものを見て、触れて、語って…魅了されっぱなしのファンイベントに迫ります。
11月18日、最大瞬間風速が26.2メートルを観測し、強風の中、松山空港に降り立った人たち。
東京や長野、大阪などから集まったのは20代~60代の36人。皆さん、共通したある“ファン”の人たちなんです。
東京から:
「きょうは工場が見れるのですごい楽しみにして来ました」
長野から:
「工夫があるからこのふわふわ感が出るんだとか直接、職人さんから伺えるのですごく嬉しいです」
工場?ふわふわ?
タオル愛用者の声から生まれたファンイベント
“ファン”を乗せたバスが向かったのは今治市のタオル会社。
業務推進室 曽我部健二室長:
「フェイスタオルを織る織機です。これは1回で6枚同時に織ることができる」
参加者:
「すごい」
みなさん、今治市のタオルメーカー「イケウチオーガニック」のファンなのです。
参加者:
「不良な糸が混ざっていて切れたりということはないんですか」
タオル職人:
「あります」
参加者:
「その時はどうするんですか?」
タオル職人:
「ここ通ってきているなという糸を引っ張ってきます」
参加者:
「へぇー!すごい」
参加者:
「すごい職人技。やっぱり手作業の面白さみたいのをすごく感じる。やはりこの辺りがイケウチタオルの品質を保っていて値段が高い理由がよく分かります」
イケウチタオル愛用者の「工場を見に行きたい!」との声から年に1度行われていたファンイベント、今回4年ぶりの開催となりました。
1953年創業 高い品質や環境配慮の取り組みが評価されている「イケウチオーガニック」
1953年に「池内タオル」として産声を上げた、イケウチオーガニック。
その名の通り、オーガニックコットンを使った商品をはじめ、グリーン電力の利用や、高度な排水処理施設の導入など、環境に配慮した取り組みを今治ではいち早く進めてきたタオルメーカーです。
イケウチタオルの品質や企業理念に惚れ込んだファンは全国各地に広がり、去年からは、タオルのメンテナンスサービスを始めるなど、独自の取り組みでファンの心をつかんでいます。