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水産業界の救世主なるか!?大量のサケの骨抜きを可能にする「AI搭載マシン」驚きの職人芸

2025年2月6日 8:00
水産業界の救世主なるか!?大量のサケの骨抜きを可能にする「AI搭載マシン」驚きの職人芸

特集です。こちら、AIも搭載したあることを専門に行う最新鋭の機械なんです。総重量はなんと3トン!この巨大マシンが誕生した驚きの理由と繊細な職人芸にチューモクです!

愛媛県東温市にある土佐電子工業・松山工場。工場を自動化する機械の生産などを行っています。土佐電子工業の開発部長、岡村斉さんら開発区グループは6年前からある極秘プロジェクトを進めてきました。

その正体がこちら!銀色に輝く全長4m、総重量3トンの巨体。このマシンの正体は…

土佐電子工業 岡村斉さん:
「これがまだネーミングはしていないんですけど、サーモンの骨抜き機になります」

サーモンの自動骨抜き機です。

「たかが骨を抜くためなんですけど、そこにはいろいろ工夫がありまして」

国の統計によると、日本人が最も食べる魚はサケ、サーモン。さらに近年ではタイムパフォーマンス“タイパ”を重視する消費者が増えていることで、骨取りサーモンの需要も増えているといいます。需要も消費量も多いサケですが…実際のところ。

岡村さん:
「なかなか見づらいと思うんですけど、このへんにピンボーンと称する骨がずらっと。よくスーパーでサーモンの(骨取り)フィーレが販売されておりますけども、それ全部骨を抜いた形、バックヤードで作業者が一本一本骨を抜いております。それを代わりにする機械です」

大量のサケを骨抜きするのは人力。人手不足の水産業界の救世主として、開発が進んでいたのが、このサーモンの骨抜き機なんです。

岡村さん:
「最新のAIを使いながら、人間の目と頭脳と代わるものを、さらに右手左手に代わるロボットを備えております」

それではサーモン専用の骨抜き機の職人芸にチューモク!

まずは、同時に最大10枚置くことができるボックスにサケをセットします。

続いて。

岡村さん:
「今、この撮像ポジションに搬入されました。サーモンこの状態で特殊な照明を当てて、上に2台のステレオカメラでサーモンの骨とフィーレを認識するAIで処理されます」

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