見頃はいつ?内子「もみじのトンネル」&新居浜「紅葉まつり」へ
気温が高かった影響でゆっくりと進む今年の紅葉ですが、先週からの冷え込みで少しずつ見頃を迎えている所も。きょうは南予と東予の紅葉スポットをウォッチングです。
愛媛県内の平野部でも少しずつ色づきが進み始めたモミジ。
水口気象予報士:
「公園へと続く道の両脇にはもみじが植えられていて、下からも遠目からも色づき始めたもみじを楽しむことができます」
内子町五十崎のにある通称「もみじのトンネル」です。100mほど続く道路沿いには、およそ50本のもみじが植えられていて、半分ほどが今週に入って色づき始めました。
例年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、真っ赤なもみじの下を歩きながら楽しめることで知られる「龍王公園のもみじのトンネル」。今年は秋の気温が高かった影響で2週間ほど色づきが遅れているということです。
散歩中の女性:
「遅れてる感じはしますかね。秋が短そう…」
ところ変わって、新居浜市。街の中心部にほど近い、西の土居町の慈眼寺で、およそ200本のモミジが見ごろを迎えています。
毎年この時期「紅葉まつり」を開いて一般公開している慈眼寺。
慈眼寺 大隆大宗住職:
「最近、寒暖差が激しくなったから色が付き始めました」
大隆住職によりますと今年は気温が下がらなかった影響で、例年に比べて色づきが1週間から10日ほど遅いとのこと。
それでも境内には、モミジと日本庭園が織りなす風景をひと目見ようという人たちが訪れ、写真を撮るなどして楽しんでいました。
訪れた人は:
「入ってすぐに紅葉が見えて、小京都みたいなこの風情ある雰囲気が楽しめるところが慈眼寺のステキなところだと思います」
本堂や大広間から眺める紅葉も、おすすめポイントのひとつです。
慈眼寺の紅葉まつりは来月4日まで。今週土曜と日曜には、ライトアップも行うということです。(雨天中止)
きょうの県内は低気圧や前線に向かって流れ込んだ暖かく湿った空気の影響で、宇和島で25℃大洲で22.5℃など10月中旬から下旬並みに。
南予を中心に季節外れの暖かさになりましたが、明日以降は上空に寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が続く見込みです。
あさって木曜から土曜日にかけて最高気温は12℃前後と、12月中旬並みの寒さが予想されていて、さらに紅葉が進みそうです。