県と松山市が追加補正予算案を発表 物価高騰対策でそれぞれ「プレミアム付商品券」発行へ【愛媛】
物価高騰にあえぐ生活者の負担軽減や需要喚起につなげます。愛媛県と松山市は追加補正予算案を発表し、それぞれプレミアム付き商品券を発行すると発表しました。
きょう県は、国の補正予算が成立したことを受けて、12月補正予算案に新たに405億円あまりを追加すると発表しました。
施策の柱の1つは、43億6000万円余りを充てる物価・エネルギー価格の高騰対策です。
今回新たに県独自の事業として、県内の農産物直売所で使用できるプレミアム付き商品券を発行。商品券は1セット5000円で販売され、6000円分の農産物などを購入することができます。
会見で中村知事は「県内産の農産物の需要喚起という視点で発行に踏み切ることにした」とねらいを説明しました。
販売予定数は44万セットで、定例県議会で追加予算案が承認され次第、抽選で販売する予定です。
一方、松山市は今年9月に実施した25パーセントのプレミアムやポイント還元商品券の発行や、キャッシュレス決済で25パーセント分をポイント還元する事業の第2弾として、9億9000万円あまりを盛り込んだ補正予算案を市議会に提案しました。
市では年度内の実施を目指しています。